今回は造次顛沛(ぞうじてんぱい)です。 あわただしく、あっという間の時間、のことです。 あわただしく、あっという間の時間、のことを、造次顛沛?使いにくいなぁ。 どんな、わずかな、あわただしい時でも、仁の心を忘れてはいけない、という孔子の言葉の一部なんです。 造次顛沛は、あわただしい、あっという間の時間だけど、言いたかったのは、そういうことなんだ。 孔子は、お金持ちになることは、悪くない、だってみんな欲しいでしょ、欲しいものを努力して手に入れるのはいいことだ、しかし、悪いことをして手に入れた富にはなんの価値も無いでしょ、どんな少しの時(ここ造次顛沛)も、仁の心を忘れないのが君子と言うものだ、と言ったんです。 じゃあ、片時も忘れるな、みたいに使えばいいんだ。この字から、全く意味が読み取れないんだけど。 「造」には、作る、始める、にわか、あわただしい、などの意味があります。 「造」だけで、もう、