韓国の朴槿恵(パククネ)大統領は6日、朝鮮戦争などで国のために殉職した人らを追悼する「顕忠日」のソウルでの式典で演説し、北朝鮮に核武装の放棄を呼びかけるとともに、慰安婦問題で日本の対応を求めた。 朴大統領は、東北アジアをめぐる情勢は厳しいとの認識を示し、「慰安婦問題のような歴史問題と領土紛争により、前に進めずにいる」と指摘した。日本を名指しはしていないが、日本政府に改めて対応を求めた形だ。 北朝鮮については「依然として核と長距離ミサイルを開発し、最近では潜水艦発射弾道ミサイルの発射試験で国際社会への威嚇を繰り返している」と批判。そのうえで「我々はこうした困難に屈せず、必ず問題を解決していく」と述べた。(ソウル=貝瀬秋彦)
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