国会は参議院本会議で代表質問が始まり、安倍総理大臣は、アメリカのトランプ大統領がTPP協定から離脱するための大統領令に署名したことについて、トランプ大統領は自由で公正な貿易の重要性は認識しているとして、TPP協定の意義に引き続き理解を求めていくとともに、ほかの経済連携協定の締結も目指す考えを示しました。 これに対し、安倍総理大臣は「トランプ大統領は、自由で公正な貿易の重要性は認識していると考えており、TPP協定が持つ戦略的、経済的意義についても腰を据えて理解を求めていきたい」と述べました。 また、安倍総理大臣は、「TPP協定に結実した新たなルールは、今後の通商交渉におけるモデルとなり、21世紀の世界のスタンダードになっていくことが期待される」と述べ、日本とEU=ヨーロッパ連合のEPA=経済連携協定や、RCEP=東アジア地域包括的経済連携など、質の高い協定の締結も目指す考えを示しました。 一