・20代~30代前半の女性は制度開始当初は一部が別姓を選択するが、多数派にはならない。この世代は婚活世代でもあり、姓が変わることが婚活卒業を意味するなど、姓を変えることに対するアイデンティティを持つ割合が高いため。 ・夫の姓を名乗るのに抵抗がある30代後半以上の既婚女性や、夫より収入が高く、姓を変えない方が好都合である下方婚の女性が別姓を選ぶようになる。 ・さらに、別姓を選択する理由の一つに「相手方の両親が同じ姓を名乗ることを許さなかった」というものが出てくる。相手方の両親が「選択」するという制度上の盲点が問題となる。 ・そのため、別姓を選ぶことが「ババア」「離婚リスクあり」「ワケあり」を示すことになり、夫婦別姓はごく一部に限られるようになる。 ・制度が始まってから5年後の国勢調査で、夫婦同姓と別姓の夫婦の格差が如実にデータで示される。世帯収入・結婚継続率・出生率すべてで同姓夫婦が上回ると
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