DMM.com亀山敬司会長がホストを務め、毎回、脱力系ながらも本質を突くトークを展開する連載対談「亀っちの部屋」。
断言できますが、爆買いは戻ってきます。 というか、「戻る」というより、「今でも続いている」といってもいいでしょう。 爆買いの解像度を上げていくと、以下の理由が上げられます。 1.爆買いの実態は純粋旅行者ではなくバイヤーや代理購買が多いこと 2.そのバイヤーの販売先の需要が落ちていないこと(ここ2〜3ヶ月はロックダウンの影響で落ちていますが短期的) 3.旅行者が体験消費重視型に移行しても、買い物自体が体験消費なので必ずお土産や日本限定品などを中心に買い物需要は高いこと(日本人もハワイや欧米でブランド物とかご当地ものを買いますよね) さらには、地方都市在住者や初めての海外旅行者の市場が莫大にあり、その層はモノ消費(爆買い)欲も旺盛です。 つまり、体験消費重視型に移行することは間違いないトレンドですが、相対的に買い物消費が落ちる理由にはならないということです。 1月に当社で実施した調査でも体験消
中国をはじめとした、世界の最新ビジネストレンドを紹介する連載「Think Different, Later」。
「歴史は繰り返す、一度目は悲劇として、二度目は喜劇として。」というのは、マルクスが1848年のフランス二月革命と、その後の第二帝政への移行を評した言葉に由来します。二月革命は1789年のフランス大革命ほどの悲劇ではなく、ナポレオン三世は、彼の叔父に比べれば茶番のようなものと見られました。 文革2.0といった言葉が、ネット上に見られるようになりましたが、まず、習近平主席は毛沢東にはなれないでしょう。文化大革命は、「文化」と銘打たれてはいましたが、文化の規制などではなく、社会の構造を伝統から学術、家族、経済まで改造しようとして失敗した10年間でした。 1960年代の経済成長していく中国で官僚制や科学技術に基づく複雑な社会システムが発達していくのに生理的に反発した毛沢東が、社会全体に「造反」と「奪権」を指示し、中国人が広く呼応したことが始まりでした。生徒は教師を打倒し、工員は工場長を打倒し、子は
ちょうど今から、マイアミでトランプの集会を見に行く車の中でこのコメントを書いてます。選挙戦も最終盤でトランプは日曜日の今日1日5カ所で集会を開いてます。この集会はその5回目で、なんと始まるのは午後11時。後で現地からレポートをあげたいと思います。 僕がアメリカを回るのは、政治家や有力者ではなく、あまりにも多様で魅力的な‘普通’の人たちの声を直接聞くためです。記事中にもありますが、アメリカを知れば知るほどアメリカが分からなくなる、そんな気持ちでRoad Tripを続けてます。ただ民主主義とはわからないもの、自分と異なるものに耳を傾けるプロセスです。 アメリカの政治的分断は、1回の大統領選挙で何かが変わるようなレベルではないほど深刻です。いかに自分と異なるサイドに対してempathyを持てるようになるのか、難しい問題ですが、この国の民主主義の未来のために、解決策を探していきたいと思ってます。
2016/7/13 明日14日、東京都知事選の告示日を迎える。7月31日に実施される選挙の争点は何か。現在の東京都の行政が抱える問題とは何か。次期都知事に求められる素養、リーダシップとは何か。元東京都知事の猪瀬直樹氏にじっくり話を聞いた。(聞き手:佐々木紀彦NewsPicks編集長) 内田氏を怒らせた事件 ──先日、都知事選に関連する猪瀬さんのNewsPicks上でのコメントが大きな話題になり、3000を超える「Like」が付きました。特に、都議会のドンとも言われる内田茂・自民党東京都連幹事長についてのコメントが痛烈でした。今回は、その内容をより詳しく聞いていきたいと思います。 最初に、私と都庁の関係を時系列に整理すると、2007年に副知事になったのが始まりです。 石原(慎太郎)さんに頭を下げられて「ぜひ副知事をやってくれ」と頼まれました。 あまり乗り気ではなかったですが、当時、地方分権改
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