DMM.com亀山敬司会長がホストを務め、毎回、脱力系ながらも本質を突くトークを展開する連載対談「亀っちの部屋」。
自分のパソコンの中に保存していた文章が“検閲”されてしまった。ネットの書き込みならともかく、プライベート空間だと思っていた自分のパソコンの中までのぞかれているなんて……という、ザ・ディストピアな事件が中国で起きています。 あなたが自宅のパソコンで小説を執筆しているとしよう。すでにおよそ100万語を書き上げ、完成は間近だ。ところが突然、クラウドで使っていたワープロソフトから、「この原稿には違法な情報が含まれているため開くことはできません」と通知された。これまで書き上げてきた言葉が、一瞬のうちに失われてしまった。 この話は今年6月、ミツ(Mitu)というペンネームで執筆している中国の小説家が実際に経験したことだ。ミツは「WPSオフィス」を使って小説を書いていた。WPSは中国のソフト会社キングソフト(金山弁公軟件)が提供しているクラウドベースのワープロソフトで、グーグル・ドキュメントやマイクロソ
断言できますが、爆買いは戻ってきます。 というか、「戻る」というより、「今でも続いている」といってもいいでしょう。 爆買いの解像度を上げていくと、以下の理由が上げられます。 1.爆買いの実態は純粋旅行者ではなくバイヤーや代理購買が多いこと 2.そのバイヤーの販売先の需要が落ちていないこと(ここ2〜3ヶ月はロックダウンの影響で落ちていますが短期的) 3.旅行者が体験消費重視型に移行しても、買い物自体が体験消費なので必ずお土産や日本限定品などを中心に買い物需要は高いこと(日本人もハワイや欧米でブランド物とかご当地ものを買いますよね) さらには、地方都市在住者や初めての海外旅行者の市場が莫大にあり、その層はモノ消費(爆買い)欲も旺盛です。 つまり、体験消費重視型に移行することは間違いないトレンドですが、相対的に買い物消費が落ちる理由にはならないということです。 1月に当社で実施した調査でも体験消
「中国経済の減速はどこまで続くのか?」という話を最近よく耳にします。 GDPは昨年第4四半期に4%、小売・外食売上高(社会消費品小売総額)は昨年12月に1.7%急減速しています。社会消費品小売総額は、コロナ前には10%弱で推移していたことを考えると、なかなかびっくりです。 2022年のGDP成長率について、IMFは5.9%、世銀は5.1%と予測しています。なぜ、中国経済は痛んでいるのか。ゼロコロナ対策のダメージ、不動産規制やIT企業規制の影響から経済の先行きへの予期が悪化している点があげられます。詳しくは「「不動産バブル」に苦しむ中国、2022年も経済成長は停滞か」(楽待新聞)に寄稿したので、そちらをご覧いただければ。無料会員登録が必要な点はご容赦ください。他人様の記事ですが、「中国経済が直面する“三重苦” 世界最大のリスクに?」(NHK News Web)もよくまとまっていました。 不動
中国EC(電子商取引)最大手アリババグループのクラウド事業について、米政府が安全保障の調査を実施していると報じられました。 関係者によると、アリババが個人情報や知的財産を含む米国の顧客企業のデータをどのように保存しているのか、中国政府がそのようなデータにアクセスできるのかが調査の焦点という。また、米企業などがアリババのクラウド上に保存した情報にアクセスする際に中国政府などが妨害する可能性も懸念されているとした。 最終的には米規制当局がアリババに対しクラウド事業がもたらすリスクを低下させる対策を求めるか、国内外の米国人が同サービスを利用することを全面的に禁止する可能性があるという。 アリババクラウドはIaaS市場でアマゾン、マイクロソフトに続く世界3位のポジションにつけています。クライアントの多くは中国市場ですが、海外展開する中国企業に活用されているほか、非中国企業の契約獲得に力を入れてきま
中国をはじめとした、世界の最新ビジネストレンドを紹介する連載「Think Different, Later」。
「歴史は繰り返す、一度目は悲劇として、二度目は喜劇として。」というのは、マルクスが1848年のフランス二月革命と、その後の第二帝政への移行を評した言葉に由来します。二月革命は1789年のフランス大革命ほどの悲劇ではなく、ナポレオン三世は、彼の叔父に比べれば茶番のようなものと見られました。 文革2.0といった言葉が、ネット上に見られるようになりましたが、まず、習近平主席は毛沢東にはなれないでしょう。文化大革命は、「文化」と銘打たれてはいましたが、文化の規制などではなく、社会の構造を伝統から学術、家族、経済まで改造しようとして失敗した10年間でした。 1960年代の経済成長していく中国で官僚制や科学技術に基づく複雑な社会システムが発達していくのに生理的に反発した毛沢東が、社会全体に「造反」と「奪権」を指示し、中国人が広く呼応したことが始まりでした。生徒は教師を打倒し、工員は工場長を打倒し、子は
ちょうど今から、マイアミでトランプの集会を見に行く車の中でこのコメントを書いてます。選挙戦も最終盤でトランプは日曜日の今日1日5カ所で集会を開いてます。この集会はその5回目で、なんと始まるのは午後11時。後で現地からレポートをあげたいと思います。 僕がアメリカを回るのは、政治家や有力者ではなく、あまりにも多様で魅力的な‘普通’の人たちの声を直接聞くためです。記事中にもありますが、アメリカを知れば知るほどアメリカが分からなくなる、そんな気持ちでRoad Tripを続けてます。ただ民主主義とはわからないもの、自分と異なるものに耳を傾けるプロセスです。 アメリカの政治的分断は、1回の大統領選挙で何かが変わるようなレベルではないほど深刻です。いかに自分と異なるサイドに対してempathyを持てるようになるのか、難しい問題ですが、この国の民主主義の未来のために、解決策を探していきたいと思ってます。
2016/7/13 明日14日、東京都知事選の告示日を迎える。7月31日に実施される選挙の争点は何か。現在の東京都の行政が抱える問題とは何か。次期都知事に求められる素養、リーダシップとは何か。元東京都知事の猪瀬直樹氏にじっくり話を聞いた。(聞き手:佐々木紀彦NewsPicks編集長) 内田氏を怒らせた事件 ──先日、都知事選に関連する猪瀬さんのNewsPicks上でのコメントが大きな話題になり、3000を超える「Like」が付きました。特に、都議会のドンとも言われる内田茂・自民党東京都連幹事長についてのコメントが痛烈でした。今回は、その内容をより詳しく聞いていきたいと思います。 最初に、私と都庁の関係を時系列に整理すると、2007年に副知事になったのが始まりです。 石原(慎太郎)さんに頭を下げられて「ぜひ副知事をやってくれ」と頼まれました。 あまり乗り気ではなかったですが、当時、地方分権改
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