今回はトップページの位置づけについて調整しよう。 これまで何度も考察してきたとおり、実際にアクセス解析を行うと、最初にトップページを訪れるユーザーは、今やわずか25%程度しかない。言い方を変えると、トップページを入り口とする来訪者は25%程度なのだ。 そういった状況を理解せずに、これまでのようなトップページ偏重の考え方のままサイトを運営していては、機会損失の原因ともなってしまう。 解析結果の「1番上」だからこそ 気づきにくいトップページの盲点アクセス解析で「アクセスの多いページ」「入り口になることが多いページ」を調べると、解析結果リストの1番上には、たいてい「トップページ」が出てくる。いろいろな動向はあるが、いまだにトップページは非常に重要なページであることに変わりはない。これまで、「訪問者はトップページからやってくるから、そこからどう誘導するかが大切」とよく言われてきた。“見せたいページ
「10年前は、まだウェブに対しての認知がありませんでした。どれほどの効果をもたらすかがわからないため、当然、予算は出ませんでした。そこで、レンタルサーバー代とホームページ制作ソフト代のみを捻出して、私1人で作っていたんです」 当時のワークフローは、番組制作の現場担当者が更新内容を書類で提出し、秋山氏がホームページ制作ソフトで作業するというものだった。サイトを公開して4年経過した頃には、社内でのウェブの認知度も高まり、現場からの更新リクエストが急増してきた。 「レンタルサーバー+ホームページ作成ソフトでは作業に限界があると感じていたところへ、社内のネットワークを整備しようという話が上がりました。ここのタイミングに合わせて自社サーバーに切り替える予算を取れないかと企画を出しました。今もそうですが、私は情報システムの仕事も兼任していたんです」 社内でのウェブへの関心度はアップしていたが、それでも
ページ受託からビジネス協業への変革 ウェブサイトの構築や運営にかかる費用や制作会社との上手なつきあい方は、常に企業のウェブ担当者の悩みの種だ。ここでは、その直接的なコストを減らし、さらに制作会社が今までよりも積極的にあなたのサイトにコミットしてくれるようにする「レベニューシェア」について解説する。 TEXT:編集部 協力:株式会社コスモ・インタラクティブ ページ単価は昔の基準?まず、企業とウェブサイト制作会社や関係について状況を整理しておこう。 十数年前から、企業はウェブサイト制作会社に「受託」という形でウェブサイトの構築や更新を依頼してきた。コーポレートサイトを数百万円かけて作り、サイトができたら制作会社は企業から渡された内容を元に何ページかのHTMLを作ってアップロードする運用作業を毎月数十万円で請け負うといったスタイルだ。つまり「ページをデザインして作り、納品する」ことが制作会社の仕
企業ブログの実施には、あまりにも多くの落とし穴がひそんでいる。 最近、自分のコンサルタント業務や同僚らを通じ、ブログ参入を試みる企業を苦しめる、厄介きわまりない問題点が見えてきた。それをいくつか取り上げよう。うまくいけば、問題克服に多少なりとも役立つかもしれない。いつかこの方面に挑むかもしれない人たちのために。 ブログと企業文化の衝突 そもそもブログに向いていない企業、というケースがたくさんある。たとえば、人間味のある声を許容し得ないほど柔軟性に欠ける企業なんかがそれだ。剛直さを堅持すべき強みだと捉え、柔軟さを持つ意志や力がないんだ。このような場合、企業ブログはがちがちに組織化され、冷徹で人間味のないものになる。そんなブログを推し進めるのは賢明じゃない。むしろ、すでにある公式サイトに集中し、コミュニケーションには別の戦術を用いるべきだ。ブログの持ち味は、あらゆる組織に有効なわけじゃない。こ
自社商品におけるネットの役割 「どう使うか」はその理解のうえで 日清食品 宣伝部 白澤勉氏 かわちれい子(CreatorsNet) 写真:佐治輝幸(OPR) 会社によって大きく異なる「ウェブマスター」の実態。所属部署は? 予算確保は? ワークフローは? サイトの目的は? 注目しているテーマは? さまざまなウェブマスターの姿を見ることで、これからのウェブマスター像を見出したい。 ●かわち FREEDOM PROJECT、盛り上がってますね。 ●白澤 そうですね。ここまで大きなコラボレーションは初めてなので、いろいろなサプライズがありますけれど……。 ●かわち どのようなきっかけで始まったプロジェクトなんですか? ●白澤 カップヌードルは今年発売35周年を迎えるのですが、35年前にカップヌードルが発売されたときの商品コンセプトが「自由」だったのです。食事するときにつきまとう「調理の手間」や「食
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