これは某氏から教えてもらった一節なのですが、深く感銘を受けました。 「己・已・巳」(己は己であることによって、それだけで已に巳である)という意味のことを歌った詩人がある、と聞く。相当な文字言語感覚ではないか。・・・己という巳(蛇)に巻きつかれて動きのとれなくなった実存のあり方という、『起信論』の見る自我の性格を、この比喩的レトリックが実に見事に感覚化していることに私は感心する。 ――井筒俊彦『意識の形而上学――『大乗起信論』の哲学』 「という意味のこと」「ある、と聞く」というのがミソ。 井筒俊彦が言うように、これは見事な詩だと思うのですが、なぜ正確に引用してくれない・・・。 某氏も私もこれが、誰の、どの詩かわからないので、知っているかたはご一報を。
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