紀元前8世紀末の吟遊詩人ホメーロスが残した西洋文学最初期の作品「オデュッセイア」は、古代ギリシアの長編叙事詩で、現在に至るまで幾度となく訳され世界中で販売されたり、貴重な訳書は図書館に保存されたりしています。アメリカのシカゴ大学の図書館にも「1504年版オデュッセイア」が保管されているのですが、そのページに謎の暗号とおぼしきものが書き込まれているのが見つかっており、本の寄贈者が暗号解読に懸賞金をかけました。 Identify mystery text, win $1000 http://www.lib.uchicago.edu/e/identify-mystery-text-win-1000/index.html シカゴ大学の1504年版オデュッセイアに見つかった謎の暗号は、注釈のように本文の横に手書きされていました。暗号が含まれているページは、全部で612ページある中のたった2ページしか