世界最古のミイラと言われている 「チンチョロ」のミイラは、8000年前のものと考えられており、南米チリとペルーに現存しているが、最近驚くべき速度で「溶け始めている」事が分かった。 その速度の速さに、黒いゼリー状へと変貌したものもあったようだ。ハーバード大学の科学者によると、その原因は気象変動にあるという。 世界最古のミイラはチンチョロの人々を起源としており、その多くは繊維質や藁で死体の中身を詰められたものだ。エジプトの人々とは違い、チンチョロの人々は「全て」の人間をミイラにしていた。その為、チリには未だに多くのチンチョロのミイラが埋まっていると言われており、現在でも工事中に発見される事がある。 溶け始めたのは最も厳重に保管されていた、タラパカ大学の考古学ミュージアムのミイラである。ミュージアムのキューレーターはここ数十年でこの溶解速度が大幅に加速している事を発見した。そこでハーバード大学か
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