なぜもっと早く辞めさせられなかった? 開催4日前というタイミングで東京オリンピック開会式の音楽演出を担当していたミュージシャンの小山田圭吾が辞任した。 学生時代に障害者のクラスメイトを虐待していたことを自慢した27年前のインタビュー記事などが非難され、差別反対や共生社会の実現を掲げる五輪・パラリンピックの精神にそぐわないと、世界的な批判を受けていた。 当初、五輪組織委員会は「本人は十分反省している」と意に介さず、小山田本人も謝罪文をツイッターに掲載して仕事の継続を明言していた。が、結局は辞任。 多くの人々は「やっぱりこうなったか」と思っていることだろうが、なぜ組織委は小山田をもっと早くに辞任させられなかったのか、そもそもなぜこんな人選だったのか。その解答こそ「東京五輪の正体」に迫りうるものだ。 辞任数日前、組織委の関係者と電話をしたとき「小山田の辞任は避けられないと思うんですが、問題はそれ
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