「就職」は、かつて終身雇用が当たり前といわれた時代はもちろんのこと、いつの時代でも人生の大きな転機であることに変わりはありません。ただ、「就職活動(シューカツ)」がどのように行われてきたかについては、自分や自分に関係する人の経験以外の事情にふれることは、あまりないのではないでしょうか。しかし、社会状況を反映して、近年のマスコミの報道からだけみても"売り手市場"といわれた平成バブル期とその後の"就職氷河期"とでは違いますし、特にインターネットの普及は、就職活動の仕方にかなり影響を与えたようです。 今回の展示では、そのような「就職活動(シューカツ)」を通して時代を振り返ってみたいと思います。 『家憲店則雇人採用待遇法(明治三十七年刊)』 『文部科学省公表「平成22年度大学等卒業者就職状況調査(平成23年4月1日現在)より作成」』 展示期間 平成23年8月12日(金)~平成23年11月9日