ヨーロッパは国ごとに著作権の保護期間と保護規定が異なるので様々な問題がある。例えば意匠性の高い家具は、生産国では購入できても他国だと著作権侵害となって購入不可になる。これらの違いを緩和するため、多くの例外が存在する。例えば 「Freedom of Panorama」サイトは、非商用を条件に風景写真を自由にアップし再利用する仕組み。今の各国の著作権の違いによる弊害を低減するためにEUとしてまとめ(リフォーム、統一、緩和)ようとしており、自分も積極的に法案化に関わっている。
![8/25 MIAUシンポジウム2016「欧州の事例から考える著作権の未来」サマリーレポート](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7fdf047bbce5fefa5b6f2b5eee7663e8483fb902/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fkomtmt.files.wordpress.com%2F2016%2F10%2Fimg_7189.jpg)
このたび、クリエイティブ・コモンズでは、CC0の日本語版を正式に公開いたしましたので、ここにお知らせいたします。 CC0リーガルコード そのコモンズ証 クリエイティブ・コモンズでは、クリエイターや権利者の方が自分の作品をパブリックドメインで提供し、著作権法上の制約などを一切課さないようにしたい、という際にお使いいただけるツールとして、CC0(シー・シー・ゼロ)を提供しています。このツールの文書部分は、世界共通の文面を使用することになっております。日本語版は英語版にできるだけ忠実に作成された翻訳になっております。また、英語版を正式版とする「参考訳」ではなく、英語版やその他の言語の翻訳版と並ぶ、正式版のひとつと位置づけられます。 クリエイティブ・コモンズ・ジャパンでは日本語版ドラフトを作成の上、2012年11月から12月にかけてパブリックコメントを実施いたしました。予定より大幅に遅れてのリリー
2013年4月、月刊「モーニング・ツー」誌(講談社)に連載中の漫画『聖☆おにいさん』(作:中村光)のアニメ映画公開にあたって、第1話「ブッダの休日」4ページ分の原稿データが、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示-改変禁止2.1(CC BY-ND 2.1 JP)のもと提供されました。 『聖☆おにいさん』は、“世紀末”という大仕事を終えたブッダとイエスが、下界のバカンスを満喫しようと、東京・立川の安アパートをシェアして暮らす日常を描いたコメディ漫画。累計1000万部を超える大ヒット作品ながら、アニメ映画公開にあたって、さらに多くの読者に原作を知ってもらいたいという編集部と原作者の意向で、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの採用に至ったそうです。また、本作が「口コミ」で広まりやすい作品であったため、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの採用によって、ブログに転載されるといったその後の展開も
漫画業界初、『チェーザレ・ボルシアを知っていますか?』のPDF版にクリエイティブ・コモンズ・ライセンスが利用されました。 Tweet 2013年10月15日 | Twitterでつぶやく | 漫画『チェーザレ ~破壊の創造者~』の完全ガイドブック『チェーザレ・ボルシアを知っていますか?』(講談社・2013)の初版サービスとして、本書の購入者に、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(表示―非営利―改変禁止)付きのPDF版全ページ無償ダウンロードサービスが実施されました。 『チェーザレ ~破壊の創造者』(講談社・2005-2013現在)は、ルネサンスから大航海時代へ移る世界史の中でも特に激変の時代を生きた英雄であるチェーザレ・ボルシアを描いた歴史漫画です。そして、『チェーザレ・ボルシアを知っていますか?』はこの漫画の制作にあたって、企画から10年の歳月をかけてあつめた資料をベースとして、チェ
CCJPブログ (報告)シンポジウム“日本はTPPをどう交渉すべきか 〜「死後70年」「非親告罪化」は文化を豊かに、経済を強靭にするのか?”が開催されました Tweet 2013年07月05日 | Twitterでつぶやく | TPPの知的財産権協議の透明化を考えるフォーラムの公開セミナー“日本はTPPをどう交渉すべきか 〜「死後70年」「非親告罪化」は文化を豊かに、経済を強靭にするのか?”が、6月29日、開かれた。 司会のメディアアクティビスト・津田大介氏のほか、赤松健氏(漫画家、Jコミ代表取締役)、太下義之氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング主席研究員/芸術・文化政策センター長)、富田倫生氏(青空文庫呼びかけ人)、野口祐子氏(弁護士、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン)、八田真行氏(駿河台大学経済経営学部専任講師)、福井健策氏(弁護士、日本大学芸術学部客員教授)が登壇。会場は、ほ
コモンスフィア理事であるドミニク・チェンによる電子書籍『オープン化する創造の時代 著作権を拡張するクリエイティブ・コモンズの方法論』(カドカワ・ミニッツブック、定価230円)が2013年6月27日に発売されました。 およそ30分で読めるボリュームで、CCライセンスに限らずオープンライセンス全般の社会背景について初学者にも読みやすく書いています。Amazon Kindleストア以外でも、様々な電子書籍ストアでお求め頂けます。 ・楽天KOBO ・紀伊国屋書店Kinoppy ・ソニーReader Store ・KDDI ブックパス ・honto 以下は書籍説明文です。 「ウィキペディアやYouTube、ボーカロイドの『初音ミク』やマンガ『ブラックジャックによろしく』など、その範囲や方法は違えども、作品の著作権を保持したまま、自由な二次創作/リミックスを広く一般に開放する作者やクリエイターが増えて
2013年3月27日に開催された文化庁の第8回コンテンツ流通促進シンポジウム『著作物の公開利用ルールの未来』において、文化庁が2007年から検討を開始していた、文化庁独自の意思表示システム(ライセンスシステム)であるCLIPシステムの公開を中止し、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)の普及を支援することを表明しました。これは、2011年度に行われた「意思表示システムの在り方に関する調査研究」の結果を受けたものです。その理由としては、調査研究の報告書に記載されているとおり、(1)検討を始めた2007年頃と比較して、2012年時点で世界中で爆発的にCCライセンスの普及が進んだこと、(2)CLIPシステムの主な利用者として想定していた教育機関や公的機関においてもCCライセンスの採用が世界的に進んでいること、(3)完全ではないものの代替可能な優れた仕組みが普及したことで、必ずしも
政府の持っている情報(データや著作物など、ありとあらゆる情報)を広く公開して国民に活用してもらい、経済活性化につなげていこう、また、同時に行政の透明化を図ろう、という理念から、政府情報をオープン化して、インターネット上で二次利用可能な形で公開する動きが世界中で始まっています。欧米では特に、税金を払って作られた政府のデータは、もともとは国民のものではないか?そうだとすれば、国民に還元して当然ではないか?という意識がとても高いため、ビックデータ時代の到来を背景にしてこのような動きが高まってきたのは、とても自然なことかもしれません。 こうした取り組みは、オープンガバメント、オープンデータなどと呼ばれることが多く、欧米をはじめ世界中に例があります。たとえば、2009年12月に米国のオバマ大統領が就任後の目玉政策のひとつとしてOpen Government Initiative を発表し、2010年
Tweet 2013年02月28日 | Twitterでつぶやく | 国立情報学研究所が開発している情報教育教材「ヒカリ&つばさの3択教室シリーズ」のウェブサイトが、このたびリニューアルされました。 「ヒカリ&つばさの3択教室シリーズ」は、ウェブブラウザ上で動作する、インタラクティブな学習コンテンツです。現在公開されている2種類のコンテンツのうち、「ヒカリ&つばさの情報サバイバル3択教室」がCCライセンス(表示—非営利—改変禁止)の条件に基づいて利用可能となっています。 大学生の会話によって展開するストーリーを3択形式で進めていくことで、情報セキュリティに関する知識が自然に身につくように設計されており、すでに各種教育機関等における情報教育教材としての活用が進んでいます。ぜひ一度、ご覧ください。
Tweet 2013年01月11日 | Twitterでつぶやく | 00 クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(CCJP)による、オープンカルチャーに関する新しい対話の場/学びの場である「CCサロン」第5回「建築・都市におけるソーシャルデザインの可能性」を開催いたします。 00 0021世紀に入り、日本では、人口減少・高齢化と経済停滞による財政上の問題を前に、公共建築や都市計画の設計のあり方が変容を余儀なくされている。2040年には空き家率が40%に達することや、現在の建築物の床面積を3,4割に圧縮しないと維持することができなくなる等の研究・報告がなされるなかで、これまで構築されてきた既存の公共建築や社会的インフラ等のリソースをどう有効再利用または縮小していくか?これらは公共建築に特有の問題なのか?それとも商業施設や戸建ての住宅にも適用可能なのか? 00一方で、インターネット/デジタル
2019/12/14(土)に、「オープンミーティング & オープン忘年会2019」と題して、クリエイティブ・コモンズ(CC)の活動紹介と情報交換等を行うミーティング&忘年会を開催いたします。 2019年9月に、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(CCJP)は、CCのコミュニティの中で「チャプター」と呼ばれるグループを設立しました。これはCCをグローバルなムーブメントとしてこれまで以上に多くの人に開かれたものにしよう、という動きに沿ったものです。 これを機にCCJPのメンバーとCCJPに興味を持っていただける方々とで集まり、CCの活動を紹介させていただくと共に、今後のオープン化などについて考える場を設けさせていただきたいと考えました。 ミーティング後には忘年会も予定していますので、情報交換などしつつ、色々なお話ができたらと思っております。両方とも参加していただけたら嬉しいですが、ミーティング
Tweet 2012年10月24日 | Twitterでつぶやく | 先日の2012年10月20日(土)に開催された、第4回CCサロン「フリーカルチャーとマネタイズ」が、下記のサイトにアーカイヴされています。 http://www.ustream.tv/recorded/26298003 サロン当日は、ゲストでご登壇いただいた「Grow!(http://growmonth.ly/)」CCOのカズワタベさんとCCJPのドミニク・チェン、またご来場頂いた多くの参加者の方々との間で、フリーカルチャーの戦略とマネタイズの方法について非常に有意義な議論が交わされました。未見の方は是非ご覧ください。 なお、Grow!では、クリエイティブ・コモンズ・ジャパンもコミュニティページをつくり、サポーターを募集しております。この機会に是非ご支援頂ければ幸いです。 https://growmonth.ly/cc
Tweet 2012年10月18日 | Twitterでつぶやく | クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(CCJP)は、11月1日(木)に、「出版社の新しい著作隣接権を考えるシンポジウム」を、下記のとおり開催いたします。 みなさま、ぜひお誘い合わせのうえ、ご来場ください。 【企画趣旨】 現在、「印刷文化・電子文化の基盤整備に関する勉強会」において、出版社に対し、いわゆる著作隣接権を付与する議員立法の検討が進んでおり、来年の通常国会への提出を目指しているとの報道もなされています(http://www.shinbunka.co.jp/news2012/06/120625-01.htm)。その狙いは、第一に近年特にネット上で見られる出版物の海賊版対策について、出版社が自ら対応できるようにするため、副次的に、電子書籍を中心とした出版物等の利用・流通の促進を図るため、といわれており、その課題の重要
Tweet 2012年09月28日 | Twitterでつぶやく | クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(CCJP)による、オープン・カルチャーに関する新しい対話の場/学びの場である「CCサロン」第4回を開催します。 — 今回は、ウェブサービス「Grow!」(http://growmonth.ly/)を運営するカズワタベさんをゲストに迎え、「フリーカルチャーとマネタイズ」をテーマに、CCJPドミニク・チェンとのトーク・セッションを行います。 今日、インターネットを通じた作品の発表が容易になった反面、クリエイターのマネタイズがクリティカルな課題になりつつあります。フリーカルチャーにとっても、クリエイターのサスティナブルな活動を考える上で、マネタイズは非常に重要なファクターです。Grow!は、今年8月にサービスをリニューアルし、月会費の支払いという、より継続的でダイレクトなクリエイターサポー
クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(CCJP)は、オープン・カルチャーに関する新しい「対話の場」、「学びの場」の試みである「CCサロン」の第2回目を開催いたします。 第1回目は、NOSIGNERの太刀川英輔さんをゲストに迎え、「オープン・カルチャーとデザインの役割」をテーマに、参加者とスピーカーの垣根なく盛り上がりを見せました。 第2回の今回は、初の単著『FabLife』を上梓したばかりのファブラボ・ジャパン発起人であり慶応義塾大学SFC准教授の田中浩也さんを招いて、こちらも初の単著『フリーカルチャーを作るためのガイドブック クリエイティブ・コモンズによる創造の循環』を上梓したCCJP理事であるドミニク・チェンと、オープンソースとパーソナル・ファブリケーションの接合点が、世界をどのように変容させていくのか、人々の思想・価値観をどのように変えていくのか、等を中心に対話します。いま最も勢いのあ
Tweet 2012年06月15日 | Twitterでつぶやく | リミックスカルチャーにまつわるドキュメンタリーを一挙公開するとともに、クリエイター、DJ、法律家、弁護士などが集い、「これからの音楽と政策のハナシ」をする「リミックス映画祭2012」が開催されます! 公式サイト:http://www.remixfilm.org ※ 上映作品、上映時間は変更される場合があります。 l 日時:2012年 6月21日 開演 3:30PM ~ 6月22日 開演 3:30PM ~ l 会場: UPLINK FACTORY (両日), UPLINK ROOM (6/22のみ) 〒150-0042東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル Tel 03-6825-5502 www.uplink.co.jp l 参加料金: <要予約> 1作品のみ:1000円(1ドリンク付き) 1日通
Tweet 2012年05月14日 | Twitterでつぶやく | ここ数か月、オープンデータを取り巻く状況は刻々と変化しています。その中でも、政府や図書館に関係したオープンデータの動きが顕著です。今回は、最近オープンデータを採用したオーストリア政府、イタリア文部省(教育・大学・研究機関担当)、イタリア下院議会、ハーバード図書館の事例をご紹介したいと思います。 オーストリア政府は、膨大なデータを公開するオープンデータ・ポータルを、CC BYライセンスで開始すると発表しました。このポータル利用規約においては、オープンデータを行う場合にCC BYライセンスの付与を推奨すること、そしてそのようなデータの詳細にはCC BYランセンスを付与した旨を記載することなどが述べられています。 イタリア文部省も、CC BYでオープンデータ・ポータルを開始しました。このポータルには、イタリア国内の学校に関す
2010年度、2011年度に引き続き、2012年度も、「デジタル時代の著作権とオープン化」という授業を、クリエイティブ・コモンズ・ジャパンの野口祐子と渡辺智暁で担当します。 2012年度は、これまでの東京大学情報学環教育部の授業ではなく、東京大学が今年度から立ち上げた大学院横断型教育プログラムのひとつである「デジタル・ヒューマニティーズ」プログラムのうちの関連科目のひとつとなり、主に大学院の学生が履修する講義になりました。東京大学が、クリエイティブ・コモンズのような考え方がこれからのデジタル・ヒューマニティーズを考える上で重要だと評価してくださっていることは、とてもうれしいことです! 今回も、授業のスライドを可能な範囲でアップしていきます。 第1回:講義の狙い、著作権の仕組み等 (担当:野口)(資料) 第2回:例外規定、裁定制度、利用主体は誰か?(担当:野口)(資料)
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