・著=野村総合研究所 ・発行=東洋経済新報社 ・2011年3月 ・ISBN-10:4492761985 ・ISBN-13:978-4492761984 ・1700円+税 ※注文ページへ 「印刷技術におけるイノベーションは、紙の本の表現力を劇的に向上させてきた。しかしながら、紙に印刷されたものが本の形で提供され、それを読者が読むという意味では何も変化がなかった。電子書籍の登場により書籍の提供形態そのものが変化し、読者の読むという行動にも大きな変化か起こる可能性がある」―― 本書「2015年の電子書籍」は、国内でも着実に拡大しつつある電子書籍市場の今後を占った作品である。国内の電子書籍市場は「2006年から2007年にかけてソニー、アマゾンが米国で電子書籍専用端末を市場投入し、数十万台の販売台数を達成した」ことをきっかけに急激に拡大。2007年度は283億円だったが、2009年度には実に513