ハンセン病問題啓発資料コーナーで除幕する平井伸治知事(左から2人目)、福田敏さん(同3人目)ら=鳥取市尚徳町、鳥取県立図書館 ハンセン病問題の普及啓発のため、鳥取県立図書館(鳥取市尚徳町)が十七日、専門の資料コーナーを開設した。隣接地に「ハンセン病の碑」を建てた県民有志の寄付金で本棚を購入し、館内や書庫に分散していた関連図書約三百冊を集約。病と偏見の歴史を理解するための情報発信に役立てる。 資料コーナーの開設は、同県と共同で昨年六月、ハンセン病の碑を建てた同碑建立募金実行委員会(当時)が「問題の普及啓発に生かしたい」との思いから、浄財の余り八十一万円を図書館に寄付したことがきっかけ。 図書館はこの趣旨を重く受け止め、県産材の本棚二台と小型の移動棚を購入。郷土資料室に置いた本棚を「ハンセン病啓発資料コーナー」と名付け、並べるスペースがなく地下書庫で眠っていた資料集などを陳列した。 除幕
松江市内中原町の県立図書館が、県内の市町村や大学、高専などの図書館と結ぶ、新たな本の搬送ネットワークの運用を始めた。定期の宅配便により相互貸借が可能になり、利用者は居住地外の図書館から、より多くの本を簡単に取り寄せられる。 県立図書館は、県内最多の蔵書約六十六万冊を誇るが、東西に長い県内で遠隔地の住民の利用は限られている。これまでも松江市以外の図書館と相互貸借する仕組みはあったが、その都度、双方に送料負担が生じたために利用率が低かった。 このため県は十一月から、館種を超えた搬送体制を新たに構築し、宅配業者に搬送を一括委託。週一回の定期便とし、経費を全額負担することにした。 松江市を除く各市町村立の図書館など三十六館で相互貸借できるほか、島根大(医学分室を除く)、島根県立大(出雲キャンパスを除く)、松江高専の図書館もネットワークに組み込み、専門書も手に入るようにした。 併せて、県立図
島根県立図書館が今月から、学校図書館の図書購入や読み聞かせボランティア活動などに役立ててもらおうと、お勧めの本一式を希望する市町村立図書館などに貸し出す取り組みを始めた。これまでも毎年作成する推薦図書リストはあったが、現物を手にとってもらうことで、各地域の読書活動の促進を狙う。 松江市の県立図書館と浜田市の西部読書普及センターに、最近刊行された幼児、小学生向けの百九十四冊をそれぞれ準備。希望する図書館が借り受け、館内だけでの閲覧になるが、一カ月以内の期間で展示できる。 貸出図書の基になる推薦図書リストは「おすすめしたいこどものほん」と題し、県立図書館が毎年七月に発行。職員五人が千冊以上を実際に読んで選定した新刊や、長く読み継がれている文学や伝記、絵本など計五百冊以上をリストアップし、各市町村や学校に配布している。しかし、関係者から「リストだけでは分かりづらい」との声があったため、初めて
協定書に調印し握手する小林博島根県立大メディアセンター長、平川正人島根大付属図書館長、岡本信之松江高専図書館長(左から)=松江市西川津町、島根大 島根大と島根県立大、松江高専の三校が二十五日、松江市西川津町の島根大で図書館連携に向けた協定書を締結し、利用者への図書サービス向上を進めるための協議会を設立した。 協議会は「島根県大学・高等専門学校図書館協議会」。島根大の付属図書館と医学分館付属図書館、県立大の松江、出雲、浜田の三キャンパスの各図書館、松江高専図書館の計六館が参加する。 手始めとして、六館間の物流システムの相互借貸を実施。従来一冊当たり往復約千円かかっていた他の図書館からの蔵書取り寄せの個人負担を、六館間では学生と教職員を対象に無料化した。 今後は六館間での蔵書貸し出し手続きの簡素化や、昨春から一般公開されている「島根県内図書館横断検索システム」を活用した蔵書情報の共有化の
なるほど 生活設計 貯蓄や投資などとともに将来設計を立てる柱の一つである保険の役割について、島根県生命保険協会の三宅敏雄事務局長に聞きます。 消費者トラブルを斬る 新たな手口が登場する悪徳商法や、違法な借金取り立てなど、消費者が巻き込まれるトラブルが絶えない。第一線で消費者保護にあたる島根県弁護士会のメンバーに、具体例と解決方法を紹介してもらう。 スローに古民家ライフ 新しいライフスタイルに合わせて古民家の暮らしを選ぶ人が増えている。山陰各地の古民家を訪ね、スローライフの楽しみを紹介する。 松江市島根町に6月開館予定の市立島根図書館(仮称)で収蔵する図書の準備が、ボランティアの協力を得ながら進められている。21日は同市役所島根支所で、地元住民を交えた図書の装備作業があり、念願だった図書館実現への思いを込め、喜びいっぱいの作業が続けられた。 島根図書館は現在、同町加賀に建設
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