裏で難民密入国仲介=元右翼政党幹部に有罪-ブルガリア 【ソフィアAFP=時事】ブルガリアの裁判所は27日、難民排斥を叫んでいた右翼政党の元女性幹部に対し、裏では難民の密入国を仲介していたとして、執行猶予付きの禁錮3年と罰金5000レバ(約30万円)を言い渡した。女性幹部は7月、仲間たちと共謀し、シリア人2人とイラク人3人を車に乗せてトルコから密入国させ、さらにセルビアへ出国させようとしていた。難民たちはさらに北上し西欧を目指す手はずだった。 逮捕されたアネリア・ベレバ被告は、直ちに所属していた右翼政党ブルガリア救国戦線(NFSB)を離党した。NFSBは他の右翼政党2党と組み政党連合「統一愛国者」を結成、3月の総選挙後、連立政権入りして5月にボリソフ内閣を発足させている。(2017/09/28-05:41) 【国際記事一覧へ】 【アクセスランキング】