タヌキノショクダイの仲間は、植物の本懐である光合成をやめた植物の一群で、緑色の葉をもたず、地際にキノコと見紛うばかりの奇妙な小型の花をつける特殊な植物です。神戸大学大学院理学研究科の末次健司教授 (兼 神戸大学高等学術研究院卓越教授)・福岡県の中村康則氏・京都大学大学院理学研究科の中野隆文准教授・鹿児島大学総合研究博物館の田金秀一郎准教授からなる研究グループは、鹿児島県の大隅半島の肝属山地から既知のどの属とも異なる特徴をもつタヌキノショクダイ科の植物を発見し、新属としてムジナノショクダイ属 Relictithismia を設立し、その新種としてムジナノショクダイ R. kimotsukiensis を記載しました。和名の「ムジナノショクダイ」は、一見タヌキノショクダイ属の種に見えるものの、詳細な検討で似て非なることが判明したことから名付けられました。ムジナノショクダイは地中に植物体のほとん
![約1世紀ぶりの快挙! 新属新種の植物「ムジナノショクダイ」を発見 | 神戸大学ニュースサイト](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b62b5a392f1221dd7d657c6249d4e0fb871dbf98/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.kobe-u.ac.jp%2Fsites%2Fdefault%2Ffiles%2Fimages%2Fnews%2Fthumbnail%2F20240301_01-1.jpg)