ブックマーク / yusukenakamura.hatenablog.com (14)

  • がん撲滅サミット - 中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」

    第4回がん撲滅サミットが11月18日に東京ビッグサイトで開催される(午後1時スタート)。https://cancer-zero.com/ 内閣官房・厚生労働省・国立がん研究センター代表が「がん撲滅への戦略」を語り、その後、私を含めた3名が「がん撲滅への戦術」を語ることになっている。その後、公開セカンドオピニオンが行われる。メンバーを眺めていると、話がまとまるのか不安になってくるが、このメンバーでどんな議論が展開されるのか興味津々である。 米国では、「がんの治癒に向けた」ムーンショット計画が進められている。再発進行がんでは「延命・緩和ケア」が標準医療化されている日で、「がん撲滅に向けた」戦略がどのように語られるのか?禁煙問題ひとつでさえまとまらないこの国で、大きなビジョンを描き、それを実行していくことは難題中の難題である。是非、国を代表する3名の方の国家戦略を拝聴したいものだ。 私は、がん

    がん撲滅サミット - 中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」
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    counterfactual 2018/10/15
    だめだこりゃ
  • 「がんを治す」気概があるのか? - 中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」

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    counterfactual 2018/10/05
    だからそんな日本に見切りをつけて、アメリカに行ったんですよね先生? で、アメリカでの研究でどんな成果出たんですか? なんで戻ってきたんですか?
  • がん治療革命 - 中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」

    私は「がん治療革命」を起こしたいと考え、日に帰国した。「革新」でも「改革」でもないことに重要な意味を持っている。フランス革命、ロシア革命に代表されるような革命では、短期間で社会体制がひっくり返った。それ以前の王朝が木っ端みじんに粉砕されたのだ。産業革命では、産業の在り方が一変するような変化が起こった。 今、がん治療分野に必要なのは、緩やかな改革、つぎはぎだらけの改革(私には改悪のように見える)ではなく、科学的な治療法評価システムの転換、がん治療供給体制の抜的な見直しだ。20世紀のがん治療は、患者さんが苦しんでも、物理的な生存期間の延長が統計学的な有意差をもって示されれば、治療薬として承認されてきた。そして、その延長線上に標準療法が確立されてきた。特に、再発がんに対しては、治癒を目的とするのではなく、わずかな生存期間の延長がゴールであった。 免疫チェックポイント抗体やCAR-T細胞といっ

    がん治療革命 - 中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」
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    counterfactual 2018/09/25
    やばくなってきたなあ
  • 中村祐輔の「これでいいのか日本の医療2022」

    に戻ってきて出勤したが、耳に届く雑音でくたびれてきた。カタールで感じた高揚感は一気に萎んでしまった。 理由は簡単で、日では大きなビジョンがなく、目先に小さなことに捉われているからだ。中東のゲノム・プレシジョン医療の盟主を目指すはっきりとしたビジョンと長期的な大規模投資を目の当たりにして、あまりにも日との違いを認識せざるを得なかったのだ。 カタール財団のWEBを見るとまず、「At the heart of everything we do is the knowledge that our future lies in unlocking the most precious resource of all—human potential.」という文章が目に入ってくる。意訳すると「われわれの将来は、すべての人々のもっている大きな可能性を最大限に引きだす知恵に依存しており、それがすべてに

    中村祐輔の「これでいいのか日本の医療2022」
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    counterfactual 2018/08/20
    で、シカゴでの研究はどうなったんですか?
  • 暑い日本の夏をもっと熱くしたい - 中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」

    の夏は当に暑い。7年ぶりの東京の夏は、「とにかく暑い」の一言しかない。昨日、シカゴ大学の友人から、東京はドイツと同じでエアコンがないから(???)、今年の熱波は大変だろうとメールが送られてきた。思わず吹き出しそうになったが、日の認知度はこの程度なのかと寂しくもあった。 この暑さに加え、シカゴの時と比べて数倍の忙しさとなり、当に目が回りそうだ。「人工知能ホスピタル」関連の説明会で、「医療関係者は忙しすぎて、新しいことを勉強する時間が取れないので、人工知能が必要最低限の情報を医療関係者にわかりやすく正確に伝えて、知識ギャップを埋めていくことが重要」と言っている私自身が、勉強する時間が取れなくなってきているのは悪いジョークのようだ。 今日は、午後に大阪市立大学医学部で講演会をするために、今、羽田空港から大阪に向かうところである。大阪市立大学附属病院は約50年前に足の複雑骨折で3か月間入

    暑い日本の夏をもっと熱くしたい - 中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」
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    counterfactual 2018/08/07
     "基礎研究・動物実験などで積み上げられたサイエンティフィクなエビデンスは「エビデンス」とは捉えられていない。" そんなエビデンスで治療されるのは、まっぴらごめん。 で、シカゴでどんな成果出たんですか?
  • シカゴから戻って1週間:標準療法と個別化医療 - 中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」

    目が回るほど忙しい日が続いている。「シカゴ便り」でなくなることを契機にブログをどうしたものかと悩んでいたが、昨夜、事をした友人から、「中村先生は、人が言いたいことを、よくあれだけズケズケと言えますね。他の人は怖くて言いたいことが言えないのですよ。でも、ブログを読んでスッキリしている人がたくさんいると思いますよ」と言われた。 そして、昨日の朝に、以前から相談を受けていた19歳のがん患者さんをお見舞いに行って(様子を見に行って)来た。直後に、お父様から連絡をいただき、感謝の言葉を頂いた。電話の向こうで泣いている様子が伝わり、私ももらい泣きしてしまった。少しでも多くの患者さんに希望を提供することが重要だと思い、これからもできる範囲で情報を発信していくことに決めた。もちろん、最終的なゴールは希望を提供するだけではない、希望を現実にすることが私の人生の目標だ。 日に戻って1週間、もっとも辟易とし

    シカゴから戻って1週間:標準療法と個別化医療 - 中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」
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    counterfactual 2018/06/21
    個別化医療も統計学を使いますな。
  • 国際的になった白衣を着た詐欺師;国の恥だ! - 中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」

    今、羽田空港にいる。ようやくシカゴに戻ることができる。今回は、がんプレシジョン医療を実現化するために、多くの人たちに会って、協力をお願いした。しかし、具体化してきた場合には、シカゴから指示を出すだけでは済まない。この5年間、物理的に離れていることによって、多くの問題に直面した。一たび、軌道がずれると、それを修正するには、とてつもない大きなエネルギーが必要となる。したがって、お願いした人たちにすべて任せることなく、陣頭指揮を執る覚悟で臨んでいる。しかし、連日の外で、体重が増えてしまった。血糖を調べるのが怖いくらいだ。明日からは、しっかりとダイエットしなければ。 そして、表題の話題に移りたい。シカゴに移った後も、友人・知人や患者さんから、がん治療に関して相談を受ける機会は多い。そして、この出張中には、中国の知人から、彼の友人が日で受けようとしている免疫療法に関しての相談があった。その医療機

    国際的になった白衣を着た詐欺師;国の恥だ! - 中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」
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    counterfactual 2017/08/17
    世界を股にかける詐欺医療野放しの日本
  • 胸に刺さったナイフ - 中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」

    今、オヘア空港にいる。3泊5日で日に戻るためだ。プレシジョン医療実現のための活動の一環だ。日が世界から取り残されないように、前進あるのみだ。 患者さんとの連携を呼び掛けてから、患者さんや家族からの問い合わせが増えた。多くは、もう何もないと医師から見放された患者さんとその家族からである。保険診療の中で利用できる治療法や治療薬が何もないということと、実際に何もすべき手段がないということは同じではない。インターネットを検索すれば、米国で承認を受けたが日では未承認の治療薬、研究段階の治療法、探索的に始められた治療法など、たくさん見つけることができる。 もちろん、白衣を着た詐欺師は、そのような中で、しっかりと自分の存在感を誇示している。残念ながら、インターネットは情報の氾濫状態であり、詐欺師は甘い囁きが得意なので、いったん引っ掛かってしまうと、蜘蛛の巣にトラップされた蟻のように罠にはまってしま

    胸に刺さったナイフ - 中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」
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    counterfactual 2017/01/31
    "どうしてこんなに時間がかかるのか" 患者のためです。
  • マンモグラフィーは過剰診断につながるのか?????? - 中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」

    癌学会が終わってシカゴに帰る頃には紅葉が進んでいると思っていたが、例年よりかなり気温の高い気候のためか、10月8日に戻った時には、9月末にシカゴを離れた頃とあまり変わっていなかった。しかし、一昨日から急に気温が低下し、出勤時の気温が6-7度まで下がったので、紅葉が一気に進んできたような気がする。ただし、明後日の最高気温予想が25度を越えそうで、今年は異様に暖かい日が続いている。 今週号のNew England Journal of Medicine誌に「Breast-Cancer Tumor Size, Overdiagnosis,and Mammography Screening Effectiveness」というタイトルの論文が公表された。マンモグラフィーの導入前後で、乳がん診断時の腫瘍サイズがどの程度変わったのかを調べたものである。 マンモグラフィーの導入前は、2センチ以上と2セ

    マンモグラフィーは過剰診断につながるのか?????? - 中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」
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    counterfactual 2016/10/17
    "早期発見に成功していることを実証しているものであり" " 早期発見こそ、がん治癒率を高めるベストな方法だ"  だいぶやばいな
  • 治療困難な病気を治療可能にするための挑戦 - 中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」

    9月19日米国FDAはデュシャンヌ型筋ジストロフィーの治療薬EXONDYS 51を承認した。全く治療法がなかった遺伝性疾患に対する初の治療薬だ(現実的には治療薬候補に等しいが)。この病気は、X染色体にあるジストロフィンという遺伝子の異常によって起こる。ジストロフィンは筋肉細胞の表面に存在しているが、これがないと徐々に筋肉細胞が死んでいくため、筋力が低下していく。筋肉細胞は大きく伸び縮みするが、その際の細胞同士が擦れ合う際の潤滑油のような役割をしているのかもしれない。 同じ遺伝子の異常によってベッカー型の筋ジストロフィーが起こる。発症時期や病気の進行速度の違いから区別されていた。両者の差は、デュシャンヌ型ではジストロフィンがなくなっているのに対して、ベッカー型では異常なジストロフィン蛋白が検出される。そして、後者の方が、病気の発症も進行も遅い。正常な蛋白でなくても、少しは機能しているのだろう

    治療困難な病気を治療可能にするための挑戦 - 中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」
    counterfactual
    counterfactual 2016/09/26
    エビデンスがあるから承認されわけじゃないでしょう。重篤な治療法のないまれな疾患の場合、エビデンスが不十分でも承認されるって話で、臨床的な効果だけしかエビデンスになりえません。
  • ニューヨークタイムズ「免疫療法特集」 - 中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」

    私の知人から、7月30日のニューヨークタイムズ第1面に「免疫療法の特集」が出ていると連絡があった。患者さんや医師へのインタビュー、免疫療法の歴史、科学的な作用機序など、かなり長文の特集であった。以前、このブログでも紹介した1890年代のコーリー博士の話も紹介されていた。日では治療費が高いことで注目を集めているが、このような記事でしっかりと紹介しないと、知識ギャップが広がり、混乱を生むだけだ。 これに限らず、米国から新しい治療法が次々と生まれ、日からはほとんど出てこない理由を再度まとめてみたい。私は、最大の理由はその評価制度と予算措置にあると思っている。決して、日にアイデアがないわけではない。 最近伝わってきた例で言うと、的外れな評価のコメントがある。免疫療法と言っても、いろいろな免疫療法があるが、人の樹状細胞やリンパ球を利用した治療法に関して、マウスやその他の動物で安全性や有効性を検

    ニューヨークタイムズ「免疫療法特集」 - 中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」
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    counterfactual 2016/08/03
    ”相変わらず、「エビデンス=人の臨床試験のデータの結果」と思っている、時代遅れの人たちがいる。” 人で効かなければ無価値なので、医療者や患者は、人での臨床試験のエビデンスにしか興味はない。
  • 免疫チェックポイント抗体薬副作用の人種差? - 中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」

    米国では、共和党、民主党の党大会も終了し、いよいよ11月の大統領選向けて、次の段階へと移行しつつある。これらの党大会は大統領選挙に向けたショー的なアピールの場であると同時に、党としての公約を明確にする場である。国をどういう方向に導くのかを示さなければ選挙は戦えない。日の参議院選挙を振り返ってみると、「安倍政治打倒」を謳う野党連合は、日の将来像を全く示していない。安保法案を「戦争法」と名づけて反対していたが、どう国を守るかという現実的な方策がない。総理が言ってもいないことをそうだと決め付け、大声で叫んでいるだけだから、信任を失っているのだ。憲法改正絶対反対を叫んでいたが、憲法には改正規定があるのだから、彼らの主張は明らかに、国民が有する憲法改正の権利、立憲主義に反する。 医療でもそうだが、一体、国は将来の医療をどうしようと考えているのか、何も見えてこない。耳に残っている2週間前の役人の言

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    counterfactual 2016/07/29
    "白衣を着た詐欺師たちが保険外で投与している"
  • これでいいのか、年間医薬品貿易赤字額2.46兆円 - 中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」

    3ケ月ぶりに日に戻ってきた(訪ねてきたという表現が正確かもしれないが)。1週間の滞在なので、桜を見るのはむつかしいかもしれない。2012年3月末に日を去った時には、きれいな桜が咲いていた。それから、あと2週間で4年になる。わずか4年でもあり、長い4年でもあった。 この間、がん治療は大きく変わった。もはや、患者さんの持つがんに対する免疫反応を疑う人はいない。外科療法・放射線療法・分子標的治療薬を含む抗がん剤療法・免疫療法と、患者さんに対する手立ては増えてきた。米国のデータだと、1975年には乳がんの5年生存率は75%程度であったが、2007年には90%を超えた。前立腺がんでは、60%強がほぼ100%、大腸がんでは45%が70%弱となっている。しかし、肺がんの5年生存率は、依然として20%程度だ。免疫療法で、この20%という数字は少しは改善されるだろう。 もちろん今でも、早期がんに対する外

    これでいいのか、年間医薬品貿易赤字額2.46兆円 - 中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」
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    counterfactual 2016/03/22
    臨床分野では人工知能は非常に貢献すると思う。
  • オバマ大統領「米国はがんを治癒させる国だ!」;悔しくないのか、日本の首相は! - 中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」

    シカゴは最低気温が華氏0度(摂氏マイナス18度)に近い天候が続いている。さすがに歩いて通勤という無謀なことはしない。昨日は研究所から病院の講義室に外を歩いていったが、わずか100メートルの距離でも体の芯まで冷え込む。心筋梗塞で野垂れ死にすればいい方で、ICUなどに運ばれれば個人破産する危険性もある。こんなに寒いのに、昨夜は午後10時前までマンションの暖房がダウンして大変だった。マンション全体がひとつの暖房システムなのでお手上げだ。 ただし、冷えた体は暖かい場所に行けば温まるし、熱いシャワーを浴びればすぐに回復する。しかし、希望のないがん患者や家族の冷え切った心は、簡単には癒せない。今朝、米国内の方からメールが届いた。30歳代のご子息が末期のすい臓がんと診断され、余命数週間から数ヶ月と宣告され、がんに対する治療はせず、痛みのコントロールだけと言われたそうだ。どこかでOTS964のことを知り、

    オバマ大統領「米国はがんを治癒させる国だ!」;悔しくないのか、日本の首相は! - 中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」
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    counterfactual 2016/01/14
    "でも、いくつかの可能性のある薬剤を創り出した今、最も感ずることは、臨床試験の壁の高さだ。" その壁の前には、新薬になれなかった屍が積もり、足の踏み場もない
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