「警察は『身代金を払ってはいけません』と言います。物理的な誘拐と同じように」 シマンテック ノートン事業部バイスプレジデントのフラン・ロッシュさんは言う。 ランサムウェアはマルウェアの一種だ。ウイルスに感染するとコンピューターに入っているファイルを暗号化されたり、システムを使用不能にされてしまう。「ファイルが大事なら金を払え」などとメッセージが表示されると、仕事の書類、家族の写真などを“人質”にとられた手前、やむなくお金を払ってしまう人もいるという。 現在、世界中で数百組の犯罪者グループがランサムウェアをバラまいており、平均被害額は3万円ほど。中には年間100万ドルをだまし取るグループもあるそうだ。完全なブラックマネーだが、年商1億円というわけである。 「経済大国でネットユーザーの多い日本も対象になっています」 数年前から凶悪化してきた ロッシュさんによれば、ランサムウェアは10年前から
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