ゲーム会のときに見せてもらって面白そうだったので、PS Vitaのゲーム『デモンゲイザー』を買ってみた。そして遊んでみた。 デモンゲイズ 「うっわ~よく出来てるなぁ~」と感心することしきり。これねぇ、ちょっとすごいですわ。21世紀も10年以上が過ぎようという今日の日にハック&スラッシュのダンジョンRPGだからね。 もちろん『世界樹の迷宮』という、21世紀において3DダンジョンRPGをやることの意義を問い直した偉大な先達もありはしたんだけれども。 それを超えて! とまではいわねども。オルタネイティブ、別の道、別の選択肢、ぐらいの心意気は確実にあって。脳の緩い若年層と萌豚方面の方々にも目端を効かせつつ。(大事だよ) 『世界樹の迷宮』が若干硬派な方向に、ゲームブック口調の方向にかじを切ったのを尻目に、薄い本が厚くなる方向にかじを切り。それだけではなく、堅実に、着実に。ダンジョンRPGが21世紀の
マンガ大賞2013ノミネート作。橘賢一、貴家悠『テラフォーマーズ』を読んだ。 「テラフォーマーズ」。この強烈なキャラクターが誕生した時点でこのマンガの成功は約束されたんじゃないかと思う。素晴らしく純度の高い「人類の敵」叩き潰すにも叩き潰されるにも、これほど理屈が要らず、気遣いが要らず、罪悪感の要らない敵があっただろうか? 魂の限り殴りつけるべし、容赦なく殲滅すべし。『進撃の巨人』の巨人に匹敵する、人類の好敵手だと思う。正解。 害虫の王 死なず リーダビリティは抜群で3巻一気に読まされた。天高く構築された勝利フラグが一瞬の後に叩き折られる絶望感とそこからの逆転がめまぐるしく繰り返される。小さなエピソードを積み重ねることで読者を先読みへと誘い、予感を演出し、時に鮮やかに裏切り、時に従ってみせる。フラグ操作において活殺自在でありました。お見事。 以下内省。読まされておおおとはなって、ちゃんと面白
古橋秀之『ソリッドファイター[完全版]』[Amazon] 正月休みでグダグダしてるときにAmazonで売られているのを見つけて速攻ポチって正月あけてからマッハで一気読み。面白かった。 2008年の9月にイベント限定販売然る後に通販のみで販売となっていたものがようやく2009年11月にAmazonで取り扱われるようになった模様。イベントと通販を逃していいたのでもう二度と手には入らないものと思い込んでいたので読めて嬉しい。人生の負債である「出ない続刊」が減った。商品のリーチとしても自分あたりが最後尾だろうよ。熱心なファンならもうとっくに買って読んでいるだろうし。 刊行されたなかった2巻、3巻もあわせて700頁超の大ボリューム。傑作『龍盤七朝 ケルベロス』 [Amazon] を読了した直後ということもあって、たいへん満足した。俺、この人の文章読むの好きだわ、やっぱ。 刊行されたのは97年ですでに
Panty Explosion In Panty Explosion you and your friends take the role of Japanese High School girls. At least one of you will have Psychic powers. As a group you will create a story about how your Students survived and triumphed against the adversity of otherworldly demons, shadowy agents and the Japanese educational system.(About Panty Explosion ? Atarashi Games) 日本語版サイト。 パンティエクスプロージョンでは、高校生活を通じて
ジョン・ロンスン『実録・アメリカ超能力部隊』 [bk1][amazon] やべぇちょい読みするつもりだったけど止まらなくなった。 ジョン・ロンスン『実録・アメリカ超能力部隊』 [bk1][amazon] 超面白い。 超能力……しかもテレポートとか、テレパシーとか、サイコキネシスとか、心霊治療とか「それなんて『超人ロック』?」級のやつ……をガチで戦争に利用しようというトチ狂った陸軍将軍の話がいきなり始まってガッツポーズ。 その後も、米軍は超能力を使える兵士<ジェダイ>を作ろうとしてた、とか、その成果で見つめるだけで山羊を殺した邪眼使いがいましたよ、とか、ユリ・ゲラーはアメリカのスパイ、とか、小羊のような「象徴的な動物」を抱きかかえて「現地の音楽と平和の言葉」を奏でつつ「きらきらと光る瞳」で人々にあいさつし敵を「自発的に抱擁する」という「世界を楽園へとみちびくことがアメリカの役目」『第一地球大
川上稔『連射王』が気になるに関連して、言うところの ゲーマーなる種族を描くにあたって小説なるメディアが果たしてきた役割を鑑みて「なんにせよその語り方ではダメなんじゃねえか?」という根本的な懐疑 を俺にもたらした/払拭してくれた、先行する諸作品はこれ等。 いとうせいこう『ノーライフキング』 [bk1][amazon] 渡辺浩弐『モニター上の冒険X』 [bk1][amazon] 渡辺浩弐『1999年のゲーム・キッズ』 [bk1][amazon] 田尻智『パックランドでつかまえて―テレビゲームの青春物語』 [bk1][amazon] 佐藤大輔『虚栄の掟―ゲーム・デザイナー』 [bk1][amazon] 大塚ギチ『東京ヘッド』 [bk1][amazon] 古橋秀之『ソリッドファイター』 [bk1][amazon] 桜坂洋『スラムオンライン』 [bk1][amazon] つまるところ「こちら側」と「
秋口ぎぐる『ひと夏の経験値』 [bk1][amazon] たしかに一ゾロはファンブルだよ。<ソード・ワールド>では大失敗になるよ。でも<ガープス>のルールでは大成功だろ? おれたちの人生、いつだれが<ソード・ワールド>だって決めたよ?! なに、おめえがそのルールを選び取ったんだよ。 自分でな。 川上亮(=秋口ぎぐる)の『ラヴ☆アタック!』が最悪の形で帰ってきた!? 舞台は1990年初頭。TRPGのみが生き甲斐の男子高校生たちに、こ、こ、こ、こ、恋が訪れる! というお話だ。 あーもうTRPGサークルのお話ですよ。 読んでる端から変な脳汁がダダもれてきて大変だった。 第一話「公民館という世界」のタイトルは白眉だと思うよ。 うん、たしかに俺達(誰だよ?)はそういう世界に暮らしてた。 ゴブリンが村の近くの洞窟に巣を作るのと同じぐらいの確かさで。 で、川上亮(=秋口ぎぐる)の恋愛話はいっつもそうだ
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