各製品分野で選択と集中を行いメガブランドを立ち上げる資生堂。「TSUBAKI」でヘアケア商品市場でトップを獲得。化粧品マーケットのイノベーションとも言えるメガブランド戦略の舞台裏とは。 坂井: 3月に発売されたヘアケア商品の「TSUBAKI(ツバキ)」が快進撃を続けていますね。資生堂にとってコーポレートイメージと言える名前をつけた商品だけに、並々ならぬ意気込みが感じられます。 柿崎孝夫(かきざき・たかお) 1944年生まれ。67年3月立教大学経済学部卒業、同年4月資生堂入社。94年企業文化部部長、99年企業文化価値創造室長、2001年執行役員化粧品事業本部クリエイティブ本部長兼コーポレートコミュニケーション本部コミュニケーション企画部長、2004年執行役員宣伝部長などを経て2006年4月から執行役員/企業文化・宣伝制作・広報・ブティック事業担当(写真:皆木優子)