じっと猫の顔を眺めていると、長く伸びたひげについつい目がいってしまいます。 長い毛、短い毛、上にピンと伸びている毛。整った顔をさらに可愛く見せる不思議なひげですが、猫のひげには実はすごい機能がたくさんあります。 その驚くべき役割を見てみましょう。 ひげは何本あるのか 触毛(ひげの別名)ですが、その名の通りそこに触れたものからいろんな情報を猫は読み取ります。 口の上下左右、目の上、頬、から生えていますが、全部でおよそ50~60本程度です。 それぞれ、両目の上にはえているものを「上毛(じょうもう)」(約6本)、口の上にはえているものを「上唇毛(じょうしんもう)」(約16本)、口の左右にはえているものを「口角毛(こうかくもう)」(1~2本)、あごにはえているものを「頭下毛(とうかもう)」(短い毛が数本)、頬にはえているものを「胸骨毛(きょうこつもう)」(1~2本)と呼びます。 こんなにたくさんの