日本人選手で世界的に通用している選手は攻撃的MF、中盤に多いですがその他のポジションで世界的に活躍している選手はあまり思い当たらないのが現状です。特に人材不足と言われるセンターバック(以下CB)は吉田麻也が本格的に世界に飛び出した以外には未だ出てきていません。元日本代表、G大阪からザルツブルク(オーストリア)に移籍した宮本恒靖がCBの海外挑戦を切り開いた感じはありましたが、レギュラーとして定着した印象はありませんでした。そんなCBに必要な要素、なぜ日本で優秀なCBが育たないのか検証してみましょう。 闘莉王と中澤佑二の安定感 吉田麻也も以前インタビューで発言していましたが、2006年~2010年の日本代表主力のCBとして活躍していた闘莉王、中澤佑二コンビほど今は安定感がないという感じがあります。 彼らはフィジカル的要素やリーダー気質も含め、カリスマ性があり間違いなくチームを牽引していました。