>推しって言っとけば、自分が無能無産の消費者じゃない立場にでもなれると勘違いしているからだ。 ここの分析は正鵠を得ていると思う。 しかし記事タイトルにあるような、それは日本のゆとり教育がもたらした、という態度はおそらく違って。 というのも、世界的な社会哲学の中でその現象には名前がついているからだ。 「消費社会」という。 ボードリヤールが言いだし、後続の学者も概念を使っていろいろ分析している。 何を消費しているかが自己表現となり、何を消費しているかで社会階級が決定するような社会のことだ。 ロックを生きるならば尾崎を聞かねばならないし、ジョックになるならゲーム漫画ばかり消費してはならない。 ハリウッドセレブになるにはドレスを買わねばならないし、家を消費できないものはホームレスとして社会不適合者扱いされる。 それを覆す、ということはなかなか難しい。 覆す必要が本当にあるのかを確定するのもだ。
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