タグ

ブックマーク / somethingorange.net (32)

  • 本当のことを知りたくありませんか? - Something Orange

    もし神が実在しないならば、すべてが許される。 ドストエフスキー がたまっています。書店で買ったものもあれば、図書館で借りたものもあるのですが、とにかく積ん読の量がひどい……。とりあえず、目の前にあるを消化しきらない限り、新しく買ったりしないぞ、と誓うぼくなのでありました。 やっぱりね、テーマを持って読書していると楽しいですね。ページを捲る手がるんるんしちゃう。いまのぼくのテーマといえば何かといえば、歴史であり、戦争であるわけですけれど、当はそういうことではない。 いや、表面的にはそうなんだけれど、実はもっと質的なこと、暴力とは何なのか、平穏とは何なのか、国家とは、人類と、人類の文明とは何なのか、ということを知りたいわけですね。 それも教科書に書かれているようなレベルのことじゃなくて、「当のこと」を知りたい。より正確にいえば、知って納得したいと思っているわけです。「ああそうか、人間

    本当のことを知りたくありませんか? - Something Orange
    crow_henmi
    crow_henmi 2012/03/27
    このままバットを振りきって昔のみちアキさんみたいになったらちょっと面白いですね。
  • 正当な罵倒など存在しない。 - Something Orange

    著書『電子書籍の衝撃』などで有名な佐々木俊尚さんが、何やらバトっていたらしい、という話を聴く。ぼくは直接にやり取りを見ていたわけではないので、その事についてどうこうつもりはない。ここ(http://d.hatena.ne.jp/tsunmatsu/20120207)によると、 キュレーターとしても有名な佐々木俊尚さんが、Twitterで広告業界っぽい人たちから誹謗中傷を受けて(てかただの嫌がらせの悪口)、怒った佐々木さんがその人たちの勤めている会社名とか探し出して暴露するという反撃に出て、誹謗中傷していた人たちが敗走している(今のところ)ってな感じです。 ということらしいが、当なのかどうかもわからない。しかし、じっさいに誹謗中傷されたのなら、佐々木さんが怒るのも当然だろう。名誉を傷つけられたら怒ることはひととしては自然な対応だ。 何といわれても冷静にいなすことが「大人の態度」だ、という意

    crow_henmi
    crow_henmi 2012/02/15
    熟議の限界に立ち現れる敵対性や権力の非対称性についてナイーブにすぎる意見であり、何も云っていないに等しい。
  • ■ - Something Orange

    マリア様がみてる 6 (マーガレットコミックス) 作者: 長沢智,今野緒雪出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/08/25メディア: コミック クリック: 11回この商品を含むブログ (65件) を見る の雑誌編集部編の「よりぬき読書相談室」は、読書にかんするさまざまな要望に対して海千山千の読書玄人たちが回答をならべただ。 そのなかで、「BL(ボーイズ・ラブ)ならぬGL(ガールズ・ラブ)小説を読みたい」という声に対して、回答の東えりかはこのようにこたえている。 「GL小説」でいちばん売れていると思われるのは今野緒雪「マリア様がみてる」シリーズではないでしょうか? 集英社のコバルト文庫よりシリーズ化されている、カトリック系私立リリアン女学園を舞台にした物語です。すみません、ワタシは一冊も読み通したことがないのですが、熱心な読者が多いと聞いています。女性どうしの恋愛小説といえば中

    ■ - Something Orange
    crow_henmi
    crow_henmi 2010/05/27
    中里百合論の補填。
  • うまい作品がおもしろいとは限らない。 - Something Orange

    同人ゲーム『うみねこのなく頃に』をエピソード2までプレイした。おもしろい! いや、もう、おもしろいどころじゃないですよ。圧巻ですよ。感動ですよ。 エピソード1があまりにも退屈なので、それを終えるまでひと月以上かかっているのだが、エピソード2は数日で読み終えた。 あまりにも濃密な物語体験にグロッキーになってしまったので、エピソード3に手を出すのはもう少し先にしようかと思うが、とにかくこれはすごい。素晴らしい。傑作。名作。いや――そうでもないかな? 『うみねこ』という作品をまえにして思わされるのは、その評価のむずかしさである。一筋縄ではいかないその内容もあるのだが、それ以前に、ひとつの作品として粗が多すぎる。 まず、最前書いた通り、序盤が退屈。それはもう異常に退屈。事件のひとつも起こらない登場人物紹介が延々数時間にわたって続くのは、ある種、拷問である。 たしかに『ひぐらし』に比べればずっと良く

    うまい作品がおもしろいとは限らない。 - Something Orange
  • somethingorange.net

    This domain may be for sale!

    somethingorange.net
  • はてなーが選ぶゼロ年代必見のアニメはこれだ! - Something Orange

    This domain may be for sale!

    はてなーが選ぶゼロ年代必見のアニメはこれだ! - Something Orange
  • 追悼、栗本薫。 - Something Orange

    薫さんが亡くなったそうである。 何といったらいいのか……。何といったら……。今度ばかりは、言葉も出ない。 追悼のために何か書かなくては、と思うのだが、どう書けばいいのかわからない。 ひと言だけ言葉を選ぶとすれば、「ありがとうございました」になるだろう。人生の辛く長い道程のなかで、彼女の作品にどれほど助けられたことか。 『グイン・サーガ』があったからこそ、ぼくはいままで生きてくることができた。そういい切ってもいいほどだ。 大げさだと思うひともいるだろう。言葉を飾っているだけだと感じるひとも。しかし、ぼくと同じように、優れた物語の存在を杖として人生を歩いてきたひとなら、きっとわかってもらえるはずだ。 そこに面白い物語があるということ、それがどれほど人生を豊かにしてくれるかということを。 ぼくはいま、打ちひしがれている。言葉を選んで書くことができない。だから、率直に記すのだが、いま感じる最も

    追悼、栗本薫。 - Something Orange
  • 文章を綺麗に見せる九つのテクニック。 - Something Orange

    This domain may be for sale!

    文章を綺麗に見せる九つのテクニック。 - Something Orange
  • 戦争を知らないぼくたちに戦後責任は存在するか? - Something Orange

    題に入る前にひとつの記事を紹介しておこう。作家の山弘が、南京事件を巡る中国への謝罪にかんして語っている記事である。 「中国に謝罪すべきだろうか?」と題して、山はいう。 この問題についての僕の見解は単純。「謝罪する必要はない」である。 だって僕は何も悪いことしてないもん! 僕は戦後生まれである。父は戦争に行っていたが、南方戦線だったし、1937年にはまだ徴兵されていなかったはず。つまり僕が謝罪しなければならない理由は何もない。 僕は大阪に住んでいるが、たとえば何十年も前に大阪の警官が兵庫県に出かけていって大勢の人を殺した事件があったとしら、すべての大阪府民は兵庫県民に謝罪しなければならないのだろうか。現代の大阪府知事は現代の兵庫県知事に謝罪しなければならないのか。そんなことはあるまい。 もちろん、その犯罪を示唆したとか、犯罪の発生を予期していながら放置していたというなら責任はあるだろう

    戦争を知らないぼくたちに戦後責任は存在するか? - Something Orange
    crow_henmi
    crow_henmi 2009/04/23
    id:kaien氏の論理だと、無限報復が不可能であるように無限責任もまた不可能な概念であるがゆえに、正義および正義の正当性についての清算は和平によってなされていると主張することすら可能になるのでは。
  • 先生何やってんすか! - Something Orange

    ↑の記事の絡みで、南京事件のことを検索していたら、こんなを見つけた。 1937南京の真実 作者: 水島総,映画『南京の真実』製作委員会,チャンネル桜エンタテインメント,前田俊夫出版社/メーカー: チャンネル桜エンタテインメント発売日: 2008/11メディア: 単行購入: 1人 クリック: 32回この商品を含むブログ (8件) を見る この際、内容はどうでもいい。注目するべきは著者の名前である。前田俊夫……? はて、どこかで聞いたような。って、『うろつき童子』、『妖獣教室』などの名作の原作者として(一部で)有名な前田俊夫先生じゃないですか! 超神伝説うろつき童子(1) [DVD] 出版社/メーカー: 日コロムビア発売日: 2000/10/21メディア: DVD クリック: 34回この商品を含むブログ (2件) を見る 妖獣教室 第1章 [DVD] 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミ

    先生何やってんすか! - Something Orange
    crow_henmi
    crow_henmi 2009/04/08
    萌えヲタと軍ヲタの親和性の強さと関係があるあ……ねーよ。
  • ジブリは山羊に愛がない。 - Something Orange

    とっぴんぱらりのぷぅ 作者: 田中芳樹出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/01/21メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 24回この商品を含むブログ (16件) を見る 田中芳樹が対談形式で贈るブックガイド。さすがの博識が活かされ、なかなか読み応えがあるに仕上がっている。巻末に掲載されているブックデータは圧巻。 今回取り上げるのは久美沙織との対談である。「男性作家が書く女性人物についてどう思うか」という問いに対して、久美はこう答えている。 久美 いやあのですね、憧れがあるのと、当に愛があるのと、関心があるのと、微妙に違うと思うんですよ。 ジブリの話ばっかりして申し訳ないんですけど、あんっっっだけ! 戦闘機とかに愛があるのに、山羊に上の歯を描いたりするわけです。山羊って上の歯ないのに。 田中 ああ、なるほど(笑)。作り手の人たちも、そこまでは観察してないわ

    ジブリは山羊に愛がない。 - Something Orange
    crow_henmi
    crow_henmi 2009/04/03
    そういう偏りのある批評にはすでに「八百屋批評」という命名があって。八百屋に行って肉がないという類の話。
  • マザー・テレサは間違えている。 - Something Orange

    昔、自分が書いた人工妊娠中絶にかんする記事を読み返していたら、みごとに途中で中断していて腹が立ったので、新たに書き下ろしてみる。一からまとめ直すので、べつだん、以前の記事を参照する必要はありません。 さて、そういうわけで書きはじめたはいいが、何から語りはじめたものか迷う。いろいろと複雑な倫理的問題が絡む話だけに、なかなか気軽に書きすすめることはできない。 しかし、そう、まずは最もありふれた、そして最も深刻な問いから始めてみることにしよう。つまり、「中絶は殺人か、否か?」。 書いてみてあらためて思うのだが、意味のない問いである。単に「殺人」とは何か、あるいは「人間」とは何かという定義の問題になってしまう。ある意味では殺人であり、またある意味ではそうではない、という程度のことしかいえそうにない。 問題は、それにもかかわらず、「中絶は殺人だ」とする意見が、世にあふれていることだろう。 いや、意見

    マザー・テレサは間違えている。 - Something Orange
    crow_henmi
    crow_henmi 2009/03/20
    妊娠中絶には賛成だが、母体の主体性が共同体内部における高度な倫理的優先性を持つかどうかについては異論。ここは個人の主体性ではなくコンテクストと協同の問題として捉えていかねばならないだろう。
  • このルサンチマン充め! - Something Orange

    先日の『ペルソナ4』の記事にいくつか反応をいただいた。いつものように、肯定的な意見も否定的な意見もひと通り目を通してみた。その上で、さらにぼくの意見を続けてみたい。 どんなに安っぽく考えなしでばかばかしいものでも、絶望するものにとって絶望は絶望であり、それを「その価値観は誤りだ」とか、「世の中にはもっといいことがある」などと言っているだけでは何も変わらない。「お前たちが何と言おうとおれは絶望しているんだ!」と逆ギレされて終わりだよ。 「『ペルソナ4』と弱い自分」 なるほど、そうかもしれない。ただ、こういう意見を読んで思うのは、「お前たちが何と言おうとおれは絶望しているんだ!」と叫ぶひとの、その心理である。 たしかに、綺麗事の御託をいくら並べたところで状況は改善しないだろう。しかし、そもそも、現状に「絶望」する当事者は「変わりたい」と思っているのか? 何らかの手段で「絶望」を抜け出したいと考

    このルサンチマン充め! - Something Orange
  • リア充なんてこわくない! - Something Orange

    ペルソナ4 出版社/メーカー: アトラス発売日: 2008/07/10メディア: Video Game購入: 16人 クリック: 246回この商品を含むブログ (428件) を見る 昨日も書いたように、アトラスの『ペルソナ4』をクリアした。すでに各所で記されている通り、『ペルソナ』の名に恥じない傑作だ。 いや、はまった、はまった。十日間のあいだ、ほぼぶっ通しでプレイしてしまった。寝ても覚めてもペルソナな日々、それはもう楽しかった。RPG好きで未プレイの方には自信をもってお奨めしたい。 さて、このゲームにかんしては以下の記事が有名である。今回は『P4』とこの記事を肴にして「リア充」という概念について語ってみたい。 ということで、「リア充」とは、たとえば彼女や彼氏がいたり、友達が多かったり、学生であればサークル活動やバイトに勤しみ輝ける青春を送っているという、僕から見れば羨ましすぎて万死に値す

    リア充なんてこわくない! - Something Orange
  • 2次元はひとを裏切る。 - Something Orange

    『かんなぎ』という作品のヒロインに想い人だかモトカレだかがいたという話がネットで話題になっている。しかし、ぼくは『かんなぎ』を読んでいないので、以下の話は一般論として書くことにする。 id:hachimasaさんはこの話を以下のようにまとめている。 そこに萌えがあったから、救われたひとがたくさんいる。非モテだキモオタだとレッテルを貼って検証することは意ではないけど、そういうふうに呼ばれているひとびとのなかに、「ヒロイン」の存在になぐさめられたひとがいたのは事実なんだろう。 そして、そこに萌えがあったがゆえに、かれらのうちの何人かは絶望の淵にたたきおとされもしたのだと思う。萌えネイティヴだなんてアホくさい命名をするつもりもないけど、物心ついたころにはすでにオタク文化が爛熟期に達していて、片手にG's magagineやらコンプティークやらをたずさえて歩んできた人間は、「現実」を目にしてどう

    2次元はひとを裏切る。 - Something Orange
    crow_henmi
    crow_henmi 2008/11/12
    非処女批判のパフォーマティブな意味を「俺らの萌えゆえに非処女は作品性如何に関わらず根絶されるべき」と読んだ場合正しい対抗言論。あえていうなら「萌え=作品性」とみなす人への目配せが足りないかも/若干訂正
  • somethingorange.net

    This domain may be for sale!

    somethingorange.net
    crow_henmi
    crow_henmi 2008/09/24
    王道と呼ばれるプロットの機能はそもそも主人公と環境との間主観性に拠って構成されるということを看過してはいないか。環境が変われば王道など成り立たないのだ。
  •  永野護暴言録。 - Something Orange

    先日の記事を書くときに引用した『ファイブスター物語アウトライン』を読みかえしていたら、いろいろとおもしろい発言が見つかったので、ご紹介(強調部分は筆者)。 ファイブスター物語アウトライン―永野護 作者: 永野護出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2001/12メディア: 大型購入: 4人 クリック: 51回この商品を含むブログ (10件) を見る 自身がデザインを担当した『重戦機エルガイム』が『ニュータイプ』誌でリメイク希望作品1位に選ばれたとき。 NT誌のアンケートで「リメークしてほしい№1アニメ」ですって……でもね、ぼくひとりのものじゃないんですけど、それって、やっと仕事終わってゆっくりしている彼らを墓掘り起こしてゾンビみたく再生して「さあ働け!」ってなものでしょ? 何でそんなもの見たいの君たちっ! そーゆーのって「ゴミ箱の中から、まだえそうな半腐りの生ゴミを再調理して〝さあ

     永野護暴言録。 - Something Orange
    crow_henmi
    crow_henmi 2007/09/12
    クリスがむやみに熱い件について。
  •  『神様ドォルズ』の「目」に注目! - Something Orange

    神様ドォルズ 1 (サンデーGXコミックス) 作者: やまむらはじめ出版社/メーカー: 小学館発売日: 2007/07/19メディア: コミック購入: 1人 クリック: 122回この商品を含むブログ (140件) を見る 「臆病だろうと…… 情けなかろうと…… いっぱい人が死ぬよかいいよなぁ?」 目だ。 やむむらはじめの作品を特徴付けているものは、何よりその作中人物の目である。 もちろん、どんな漫画でも、目の描写は重要な効果を果たしているものだろう。萩尾望都には萩尾望都の目があり、小畑健には小畑健の目がある。しかし、やまむらはじめの描く目は、とりわけ印象的で、心に深く刻まれる。 そのやまむらの最新作『神様ドォルズ』、帯にはなぜか「ロリと巨乳のキャッチー攻撃」などと書かれているが、全然そういう漫画ではありません。いったい何を考えてこんな惹句にしたんだか。 やけにポップな表紙をめくってみれば、

     『神様ドォルズ』の「目」に注目! - Something Orange
  • somethingorange.net

    This domain may be for sale!

    somethingorange.net
  • Something Orange - いまさらながら、批判のルール。

    先日取り上げたid:Shsgsさんの記事について、まきがいさん(id:sikii_j)がいろいろ書いています。 確かにかなりきついことを書いてると思うし、Shsgsさんも自覚しているようだけど、一歩間違えたらファンに対する人格批判と取れるような部分もある。ファンなら思わずムカっとしてもおかしくない内容です。まあ正直言うと僕もこの『らき☆すた』批判には全く共感できません。 しかし、共感できないけど好感は持てるんですよね。正々堂々と受けて立つ姿勢で、ちゃんと聞く耳も持ってるじゃないですか。「問題提起がしたい」「意見、批判は歓迎」と明言してるんだから、異論があるなら普通に反論すればいいんじゃないかなあ。これをよくある作品批判にかこつけたあからさまな優越感ゲームと一緒にしちゃうのはかわいそうでしょ。 正々堂々と受けて立つと言ってる相手に、嘲笑や揶揄を返すのはなんだかかっこわるいと思うなっ! たしか

    Something Orange - いまさらながら、批判のルール。