レース等やハードなトレーニング等高強度なパフォーマンスを持続しなければならない場合、食事の摂り方も戦略の一つとなります。そのような場合の食事のポイントは、胃の通過時間を考慮した食事内容にすることです。なぜなら、栄養素によって胃の通過時間が異なり、それが体への消化・吸収に差が生じることで、延いては運動中にエネルギーを得る速さが変わるためです。 選ぶ糖質はパフォーマンスにも影響を与える Photo : Yuzuru SUNADA 脂質の消化時間は糖質の8倍 例えば同量を摂取したとして、炭水化物が胃を通過する時間を1とすると、たんぱく質は2倍程度、脂質は約8倍もの時間がかかります。胃の中に食べた物が残った状態で動くのは不快感を伴うことが多いですし、激しい追い込みも難しくなるかもしれません。練習の前後の食事や補食、運動中の補食はこの点を踏まえて内容を考える必要があります。 運動前は消化の良いもの、
2020年東京五輪に向け、世界各国からの玄関として使われる羽田空港(正式名称:東京国際空港)。2018年11月1日には国際線ターミナル横に駐輪場が完成しましたが、世界の自転車フレンドリーな空港に比べると、まだまだアクセスの悪さが目立ちます。そもそも「羽田空港に飛行機輪行で降り立った場合、自転車に乗ったまま東京の街に出ることはできるのか?」。そんなシンプルな疑問に答えるべく、TKC Productions(ティーケーシープロダクションズ)代表の森本禎介さんが挑戦。貴重な実走リポートでお伝えします。 ◇ ◇ 2年前に1時間さまよって脱出 近年はLCCが普及し、世界中から多くの観光客が日本を訪れていますが、東京五輪を控え、この流れは加速することはあっても衰えることはないように見えます。また、行政もしまなみ海道の成功をモデルケースに、各地でサイクリングルートの確立に注力しています。
総合アウトドア用品ブランドの「mont-bell」(モンベル)が、速乾性と保温性で定評があるアンダーウェア「ジオライン」の秋冬用「サイクルアンダーシャツ」シリーズを発売した。冷たい風を受ける表面と汗が抜ける背面との生地を使い分けたアンダーウェアで、防風素材を使った「ウィンドテクト サイクルアンダーシャツ」を筆頭に、速乾性・保温性のバランスに応じて選べる3タイプをラインナップした。 新たに展開するのは、①ウィンドテクト サイクルアンダーシャツ、②ジオライン M.W.(ミドルウェイト/中厚手)サイクルアンダーシャツ、③ジオラインL.W.(ライトウェイト/薄手)サイクルアンダーシャツ─の3アイテム。ウィンドテクトサイクルアンダーシャツは、風を受ける前面と肩から腕部分にかけてはストレッチ性を備えた防風シェル素材と保温性が高いジオラインM.W.の2重構造を採用し、蒸れやすい背面と脇部分には速乾性重視
イタリアのサイクルアクセサリーブランド「ELITE」(エリート)から、日本の住宅事情にマッチする超薄型・静音設計の新型インタラクティブトレーナー「SUITO」(スイート)が発売された。収納時の幅が圧倒的にスリムになったほか、カセットスプロケット装着状態での販売や、新機能のパワーメーターリンクなど、より一層使いやすくなった。 SUITOは、昨今のバーチャルトレーニングの盛り上がりとともに、ホームトレーナーの主流に躍り出たダイレクト・トランスミッションタイプのトレーナー。後輪を外してタイヤを介さず直接負荷装置を駆動するこの方式は、優れた静粛性を実現するとともに、バーチャルライドの走行状況を再現する自動負荷調整や、出力を測定するパワーメーターの内蔵など、注目を集めるモデルとなっている。しかしこれまでは高機能な一方で、比較的高価でサイズも大きくかさばりがちになる一面があった。 使用時の広げた状態(
東海旅客鉄道(JR東海)、西日本旅客鉄道(JR西日本)、九州旅客鉄道(JR九州)が8月29日、新幹線に特大荷物を持ち込む際に、指定席とセットで乗車する事前予約制を2020年5月中旬から開始することを発表した。特大荷物の定義は3辺の合計が160cm以上、250cm以内となり、自転車の輪行に影響が及ぶとみられる。 この制度は東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に伴い、旅行客が車内に持ち込む大型の荷物が増加することを見込んだもの。東海道・山陽・九州新幹線に採用される。特大荷物置き場(荷物スペース)は、客室内最後部座席後方にある既設のスペースとなる。グリーン車に設置されているフットレストは撤去され、さらなるスペースが確保される予定だ。 荷物スペースはネット予約サービスや券売機、切符売り場で指定席の予約・購入とともに荷物置き場を指定することで利用が可能となる。荷物スペースを予約
今年のジロ・デ・イタリアに出場し、初山翔の逃げなど活躍したNIPPO・ヴィーニ・ファンティーニ・ファイザネが、今季限りで活動を終了するというニュースが入った。国際自転車競技連合(UCI)が掲げる2020年のレギュレーション変更が重しとなったことが原因だという。渦中の大門宏マネージャーに今回の経緯と、今後の見通しについてインタビューを行った。 レギュレーション変更でコストが倍に ――どのような経緯で解散が決まったのでしょうか 大門マネージャー:まず申し上げたいのが、NIPPOが自転車業界から手を引くわけではありません。今回はチームを運営するフランチェスコ・ペロージGMの会社「STC PRO Srl」の解散に伴う活動の停止です。NIPPOは約30年間、現在のJBCF(全日本実業団自転車競技連盟)や、日本籍だけでなくフランスやイタリアといったいくつもの海外籍へのUCIコンチネンタルチーム登録など
◇ ◇ 猪野 体づくりもしたいんですが、一方で減量もしたいと思っています。筋肉を育てるためにはしっかり食べなければいけないとも言われるんですが…。 ヒルクライマーとして減量と筋量アップの両立に悩む猪野さん Photo: Shusaku MATSUO 鈴木 体を絞るには、端的にいうと「食べるもののカロリーを減らす」ことです。原理として摂取と消費の「エネルギーの収支」をマイナスにすることで体重は減っていきます。ただ、それで筋肉が減ってはいけないですよね。的確に体脂肪を減量するために「減らす中身」を考える必要があります。 それは何かというと脂質、すなわち調理の油やお肉に含まれている脂身です。脂身の量はお肉の種類や部位によっても異なり、調理法によっても全く違います。例えば鶏であればささみや胸肉を選ぶ。もちろん揚げ物はなるべく避け、茹で・蒸し料理に変えるといった工夫が重要です。 猪野
バーチャルサイクリングの普及とともに、熱を帯びるスマートトレーナー。各社からさまざまな形状やスペックの製品が登場し、脚光を浴びている。今回は人気のスマートトレーナー5機種を一気乗りし、走行音を測定してみた。前編ではエクスプローバ「NOZA」、ワフー「キッカー」、タックス「ネオスマート」のインプレッションをお届けする。 スマートトレーナーは、パソコンやタブレットなどの外部電子機器に接続して、スピードやパワーの計測、また外部からの負荷コントロールなどが可能。何をもって“スマート”とするか定義は各社それぞれだが、今回はポピュラーなバーチャルサイクリングプラットフォーム「ズイフト」に対応するものをチョイスした。各機種のサイズや重量といったスペックのほか、最も気になる静粛性も騒音計を用いて計測。持ち運びのしやすさや、体感でのノイズについても比べてみた。 エクスプローバ「NOZA」 ことしの秋に新登場
DAZNが三大ツールの一つ「ジロ・デ・イタリア」など全60レースを配信 スポーツ専門チャンネル「DAZN」(ダ・ゾーン)が、1月28日の「カデルエヴァンス・グレートオーシャン・ロードレース」から2018年の自転車ロードレースの放送をスタートする。世界三大ステージレースの一つ「ジロ・デ・イタリア」、クラシックの王様「ロンド・ファン・フラーンデレン」のほか、日本初登場となるステージレース「ボルタ・ア・カタルーニャ」、「ブエルタ・アル・バイスバスコ」などUCIワールドツアー全37レース中、21レースをライブ配信する。 「クールネ~ブリュッセル~クールネ」などのベルギーのワンデーレースやツール・ド・フランス前哨戦「ルート・ド・スッド」といったUCIヨーロッパツアーのHCクラス、1クラスのレースもラインナップ。ほかにも「イギリスナショナル選手権」「フランスナショナル選手権」、若手登竜門と呼ばれる「ツ
年末年始の休暇で、おなか周りに変化がある人も多いのでは…? Photo: iStock.com/riskms 年末年始の休みが終わり、仕事に復帰している人が多いと思います。そして毎年のように、この時期になるとあの悩みがやってきます。「太ってしまった!」ということです。ロードレースやトライアスロン、持久系のスポーツをある程度真面目に取り組んでいる人にとって、体重増加は大きな障害です。何とかして1gでも体を絞りたい。が、しかし!年末年始の長期休暇の影響でどうしてもたくさんのおいしいものを食べてしまい、結果はお腹周りが無残な姿に。 ガスプロム・ルスヴェロの栄養士として活動するエリカ・ロンバルディさん(左から2人目) ©Gazprom-RusVelo 確かに息抜きは精神的に大事です。でも春に向けて元の姿、いやそれ以上にスリムな姿を戻したい人のために、今日のコラムが役に立てばと思います。電話インタビ
ロードレースで活躍する山本元喜(キナンサイクリングチーム)と、リオデジャネイロ五輪・女子オムニアム代表の塚越さくら(CIEL BLEU KANOYA)が1月16日、結婚したことを発表した。二人はともに25歳で鹿屋体育大学在学時に出会い、海外活動に伴う遠距離恋愛の末、2016年末に入籍。今後は、一緒に競技活動に励むという。 ツーショットで写る山本元喜と塚越さくら Photo: Genki YAMAMOTO 山本は2016年シーズンにNIPPO・ヴィーニファンティーニでジロ・デ・イタリアの全ステージを完走。2017年は国内のキナンサイクリングチームに移籍した。また、塚越はリオデジャネイロ五輪・女子オムニアムに出場し、16位の成績を収めた。共に1991年生まれの二人は、大学卒業後に交際を開始。2年間の期間を経て入籍に至ったという。 山本元喜コメント みなさんいかがお過ごしでしょうか。昨年の話にな
国内最大の女性向けのスポーツサイクル専門店「Y’s Road(ワイズロード) お茶の水レディース館」が東京・お茶の水で6月5日に開店する。バイクからウェア、アクセサリーまで女性向けのアイテムを徹底的にそろえ、トータルコーディネートが可能。女性のスタッフが対応し、商品をすっきりと見やすくレイアウトするなど、初心者でも安心して迎えてくれるショップだ。 “選ぶ楽しみ”を味わえる品ぞろえとサービス ワイズロードは2014年6月まで「渋谷レディース館」を展開していたが、ビルの老朽化によって「渋谷本館」に移転統合。それに代わって誕生したお茶の水レディース館は、渋谷レディース館よりも規模が拡大され、品ぞろえもさらに充実した。 ジャイアントが展開する「Liv」(リブ)ブランドのブース ジャイアントやトレックなど女性用バイクが豊富なブランドをそろえ、ロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイクを合わせて常時
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く