今週H-Yamaguchi.netに掲載されたエントリ「ニートに就職支援ってどうよ?」で紹介されていた論文。基礎データとして押さえておくため読んでみた。 ニートと失業者で有意な差が出たのが「15歳時の親の収入」と「高収入を求める」。ニートは前者が「中企業」「官公庁」が多いのに対し失業者は「大企業」でそれぞれ有意、また後者はニートはマイナスに有意であるのに対し失業者はプラスに有意。ニートのサンプル数が少ない(26人)というのが統計的にどうなのか、統計はきちんと勉強していないので正直よくわからないのだが。 その上で、ニートが積極的に求職活動しない理由のひとつは、ニートが仕事に対して多くの条件(昇進の機会、仕事と家庭の両立など)を設定していることにある、と結論づけている。そしてニートを就業に近づけるためには彼らが仕事に設定している条件の緩和が必要である、と。失業者向けに実施するような就業支援だけ