http://d.hatena.ne.jp/d-araya/20050404#p1 お断りしておくとこれは当方としては対等な「対話」ではなく「叱責」のつもりであることをお断りしておきたい。 別に私は「批判するな」「畑違いのことに口を出すな」と言いたいのではない。しかし批判、ことに専門外の問題への批判的な容喙は相当に危険なことである。それゆえ批判する相手に対して失礼のないように、また第三者のギャラリーをミスリードしないように、そして何より自分が恥をかかないように、細心の注意を払う必要がある。この点荒谷氏はまったく失格、不合格である。氏は拙著『経済学という教養』を読まれたらしいが、残念なことに私が一番言いたかったことは伝わらなかったようだ。しかしこの点については、たとえば仲俣暁生氏のように(http://d.hatena.ne.jp/solar/20040115#1074178586)、十分に
今週H-Yamaguchi.netに掲載されたエントリ「ニートに就職支援ってどうよ?」で紹介されていた論文。基礎データとして押さえておくため読んでみた。 ニートと失業者で有意な差が出たのが「15歳時の親の収入」と「高収入を求める」。ニートは前者が「中企業」「官公庁」が多いのに対し失業者は「大企業」でそれぞれ有意、また後者はニートはマイナスに有意であるのに対し失業者はプラスに有意。ニートのサンプル数が少ない(26人)というのが統計的にどうなのか、統計はきちんと勉強していないので正直よくわからないのだが。 その上で、ニートが積極的に求職活動しない理由のひとつは、ニートが仕事に対して多くの条件(昇進の機会、仕事と家庭の両立など)を設定していることにある、と結論づけている。そしてニートを就業に近づけるためには彼らが仕事に設定している条件の緩和が必要である、と。失業者向けに実施するような就業支援だけ
来春の新卒採用のための就職セミナーが盛況の中、大阪で少々趣の違うセミナーが開催されていた。満員の会場を埋め尽くした参加者の多くが、50代以上の男女。実は、彼らはニートと呼ばれる、就職しない子供たちを心配した父母だった。 最近、耳にする「ニート」という言葉。1999年にイギリスで誕生したこの言葉はNEET=Not In Education Employment or Trainingの略で、就職も進学もしない若者たちのことを指す。フリーター(定職にはつかないが働いている)とは区別される、この若者世代は年々増加し続けている。内閣府によると、その数は全国で85万人にも達したと推計されている。 少子高齢化による現役世代の労働力の減少…ニートの増加は日本経済の活力をさらに損なう不安材料として懸念され、政府もニートやフリーターなど若者雇用対策として370億円を今年度予算に盛り込んだ。 その一つが「若者
1.「バーナンキ提案を振り返るⅠ&ニート雑文&パク・ソルミ」 http://reflation.bblog.jp/entry/164090/ わたしはこのようなニートの存在は、玄田氏のいうほど日本の若者の気質が変化したり、労働市場の構造変化のせいだとは思ってはいない。明らかなのは、ニートの総数とその変化率が、97年以降の不況の深化とともに急上昇していることからわかるように、きわめて景気循環的な問題から生じた「偽装的失業」の一種ではないか、と理解している。そうであるならば景気回復とともにこのニートは着実に減少していくかもしれない。 2.「ご期待にお応えして大人げなくいきます。」 http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20050406 しかし言うまでもなく、失業問題は需要サイド、マクロ経済的視角からも考察されねばならない。果たして今日の若年失業は主として「
上山さんのとこで「厚生労働省がニート対策に231億円」という話。この手の「○○対策に×××億円」ってのは眉唾のものもあるので、割り引いて聞いておくのがいいという話を。ちなみに以下の文章では「ニート」「NEET」の二つの用語を使っているが、違った意味は付与しておらず気分の問題であることを断っておく。 割引くべき理由は二つあって、「節約」と「プレイアップの仕方」の話。節約の件についてはこちらに書いた。要は予算が100億円あっても100億円使えるわけではない、という話。ということで今回はプレイアップの話。 国の予算書というのは非常に難解で、なかなか理解しがたい。これをわかりやすくするために、切り分けて説明するというのは合理的な話だ。この予算はこれこれ関係、あの予算はあれ関係、といったように。予算書に載っている切り分け方としては、例えば平成16年度社会保障関係予算等のポイント(PDF)を見ると分か
春の伊予国漫遊記。松山・今治と愛媛の魅力を満喫してきました。 法事を兼ねて愛媛観光へ 2024年のGWは、毎年恒例の名古屋帰省ではなく自宅でゆっくり過ごしておりました。というのも、4月に法事のため愛媛・松山に親族大集合というイベントがありまして、そちらをGWの旅行代わりにしたという理由です。法事は日曜日の予定ということ…
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知り合いの社長ブログ(笑)に、「ニートはほんとに問題か」っていうエントリが数日前に出た。IT企業の若い社員が「そもそも正社員って何?」と言っているという話、さもありなん。若い人には、正社員よりニートの方がライフスタイルとしてずっと親近感がある。 NEET(Not in Employment, Education or Training:無業者)については、NHKが今年5月にクロ現で取り上げてからあちこちのブログで話題が沸騰したわけだが、「ニートなんて良くないよ!みんなちゃんと働かなくっちゃ!」という人の意見も、「ニートを生んだのは日本社会であって、彼らは悪くない」的な意見も、どこかぴんとこない。 どうしてかなぁとずっと考えていたのだけど、何かもやもやして吹っ切れない。今のところ思いついたことを書きとめておこうと思う。 率直に言ってしまうと、世の中のおおかたの人とは違って僕は、初めてニートと
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