(CNN) 冬季五輪の開幕を控えた韓国・平昌(ピョンチャン)で民間警備員がノロウイルスに集団感染し、計1200人の警備スタッフが業務から外された。交代要員として、5日午後までに韓国軍から900人が投入された。 平昌五輪組織委員会によると、警備員41人が4日に突然、おう吐と下痢の症状を示して病院へ運ばれた。 韓国の疾病対策センターによれば、患者は全員、同じ宿舎に滞在していた。感染の拡大を防ぐため、同僚の警備スタッフに代わって軍要員が出動。患者が回復するまでの間、計20カ所で保安検査などの業務を引き継ぐことになった。 組織委は全ての宿舎やバスなどを消毒していると述べた。 同センターはただちに即応チームを平昌へ派遣して感染状況や原因の調査、拡大防止策などに着手した。現在、宿舎の飲料水や食べ物を調べる作業が進められているという。