【Sankei Web】 サマワの新生児死亡率はこの2年間で3分の1に減った。陸自が汚れたユーフラテス川の水を浄水・給水し、医療支援を行ったのが一因だ。こうした成果は日本の誇りといっていい。 ひどいインチキ記事だ。 そもそもイラクでの新生児死亡率はそれほど高くはなかった。これが急増したのは湾岸戦争や「経済制裁」のため食糧や医薬品などが不足しはじめてからである。アメリカによるイラク攻撃が始まると、それは深刻さを極めた。アメリカ軍や自衛隊が進駐して占領政策を取り、新生児死亡率が下がったとはいっても、それは結局、自分で火を着けて自分で火を消す消防隊員みたいなものだ。それを「成果」などと呼ぶのは、「ぼく、自分で着けた火を自分で消したよ、すごいでしょ」と吹聴するようなもので、本当にくだらない。その間にもイラクの子供たちはずっと死につづけていたのだ。 http://square.umin.ac.jp/