あっという間に、4月になってしまいました。米国スポーツ界では、3月から4月にかけては大学バスケットボールの全米大会が佳境を迎え、「3月の狂気」(March Madness)などとも呼ばれます。日本で言えば高校野球の夏の甲子園大会のようなイメージで、全米各地のカンファレンスを勝ち抜いた68大学が頂点を目指すトーナメント大会です。 日本だとあまり馴染がないかもしれませんが、アメリカでの大学バスケの人気は非常に高く、このトーナメントだけで全米大学体育協会(NCAA)の全バスケットボール収入の9割以上を叩き出します。決勝戦(男子)のテレビ視聴率は、MLBのワールドシリーズやNBAファイナルの視聴率を上回り、その注目度から高額なテレビ放映権契約が結ばれます。 地上波CBSとケーブル局のターナーは、NCAAバスケットボール男子トーナメントの2011年から14年間の放映権料として108億ドル(約1兆円)