交差点で信号を無視して歩いて横断中、青信号で進入してきたバイクと衝突し運転手を転倒、死亡させたとして、静岡中央署が重過失致死容疑で、静岡市駿河区の40代男性を3日に書類送検する方針を固めた。捜査関係者によると、歩行者側が同容疑で立件されるのは珍しいという。 捜査関係者によると、歩行者の男性は1月16日午後11時45分ごろ、静岡市葵区昭和町の国道362号交差点で、歩行者用信号が赤だったのに横断し、青信号で走行してきた同市葵区の男性会社員=当時(47)=のバイクと衝突。バイクの男性を転倒、死亡させた疑いが持たれている。 歩行者の男性は首の骨を折る重傷を負ったが、現在は退院している。同署はバイクの男性についても、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで容疑者死亡のまま書類送検する方針。