30日夜、東シナ海で、海上自衛隊の護衛艦と中国の漁船が衝突しました。護衛艦の乗員にけがはなく、漁船の乗組員も無事とみられるということで、防衛省が事故の原因を調べることにしています。 防衛省によりますと、30日午後8時半ごろ、鹿児島県の屋久島の西およそ650キロの東シナ海の公海で、警戒監視のために航行していた海上自衛隊の護衛艦「しまかぜ」と、中国の漁船が衝突しました。 護衛艦の乗員にけがはなく、搭載した小型ボートで近づいて直接確認したところ、漁船に乗っていた13人の乗組員も無事とみられるということです。 護衛艦は航行可能で、左舷側に縦20センチ、横1mほどの穴があいているということです。 防衛省は海上自衛隊に事故調査委員会を立ち上げて、原因を詳しく調べることにしています。