ドイツのスポーツブランド「アディダス」が、パレスチナ系米国人モデルのベラ・ハディッドを広告に起用したが、イスラエルの批判を受け、広告を変更することにした。ハディッドが広告したスニーカー「SL72」は1972年ミュンヘン五輪の時に製品を再発売したモデルで、この大会ではイスラエル選手団11人がパレスチナの「黒い九月」のテロによって犠牲になった。 【写真】ナチスのロゴを連想させて販売中止となった独サッカーユニフォーム フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(FAZ)によると、アディダスは19日(現地時間)、「完全に意図したわけではないといっても、歴史の悲劇的な事件につながるという点を認識している」とし、問題の広告を変えると明らかにした。ただ、広告を具体的にどのように修正するか、ハディッドを最初から除外するかなどは説明しなかった。 15日に公開されたこの広告には、ハディッドがイスラエル国旗