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ブックマーク / crow-henmi.hatenadiary.org (5)

  • なぜわれわれは南京にこだわるのか――自己倫理の賭金としての南京―― - BLUE ON BLUE(XPD SIDE)跡地

    「こっそり南京アンケート - 「で、みちアキはどうするの?」」を読んで思ったことなど。 南京大虐殺があった/なかった、みたいな、自己の生活と直接的にかかわりのない*1問題について、真剣に論じる人たちというのは何か、ということをみちアキ氏が問うていたので、自分なりに考えてみると、すなわちそのような問題は、われわれにとって自らの倫理のあり方における賭金としてあるがゆえに真剣に論じられるのだという印象を抱いた。 南京大虐殺があった/なかったを問われるとき、それを「どうでもいい」と回避せず「あった」と主張する人は、そこをフックとする問題意識を抱いている。それは史実性をめぐる正確さやレスポンスビリティ、民族主義やレイシズム、あるいは愛国主義や自由主義史観、「歴史家論争」など多様な分野に広がっていく問いとしてある。そして究極的には「人間とは/自分とはいかなる倫理において生きるべきか」をむき出しにしてし

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  • 「ぼく」が「ぼくら」へとつながる意義――「とらドラ!」に見る後期近代と、そこにおける生の存在論的根拠―― - BLUE ON BLUE(XPD SIDE)跡地

    とらドラにオラクル不在問題(俺命名)について少し書くことにする。 この問題は「週末に「とらドラ!」の原作読んだけどよ」という増田のエントリの中で取り上げられ、それに対し有村悠氏が「『とらドラ!』について少し考えてみた」というエントリーにおいて、大体の要点を抑えたアンサーをしているのだが、これについてもう少し深く掘り下げたり我田引水してみたい。具体的には、オラクルが「物語中で」「登場人物によって」希求されているにも関わらず「不在であること」の意味――「『みんなが物事を自分ひとりで解決していかねばならない』という困難の存在」の理由と意味を、もう少し深く考えてみようと思う。 この問題に対して、増田は共同体の崩壊に、有村氏はより限定的に家族共同体の崩壊にその理由を見出したのだが、これは「再帰的近代化」における「ゲマインシャフトのゲゼルシャフト化」によるものだといえる。社会システムの発展と高度経済成

    「ぼく」が「ぼくら」へとつながる意義――「とらドラ!」に見る後期近代と、そこにおける生の存在論的根拠―― - BLUE ON BLUE(XPD SIDE)跡地
  • もし「涼宮ハルヒの憂鬱」が60年代学生運動を背景にしたドラマだったら - BLUE ON BLUE(XPD SIDE)跡地

    ハルヒ第2期情報と、先日放送していた安田講堂攻防戦を見て、ふと思いついたネタ。元々はTwitterで書いたのだが、結構Favられたので再掲。 「ただの人間には興味ありません! この中に革命的プロレタリアート同胞がいたら、私のところにきなさい!」と入学早々トラメガでぶちかますハルヒ。それにオルグされるキョン。気が付けばノンセクトラジカルの活動組織「世界を大いに革命する涼宮ハルヒの団」が結成されてる。 文芸部の部室を溜まり場として空回り気味の学生運動に熱中するハルヒ一同。構成員はインテリ天然左翼の長門、道端でオルグされたみくる、公安のエスの古泉*1。最初はアジプロとオルグ中心の活動だったのが、だんだんとエスカレートして行き、デモ参加、党派との接近、そして武装闘争にまでいたる。 先鋭的な党派への合流を選んだハルヒと、袂を判ったキョン。ハルヒはその後パレスチナに行ってアラブゲリラと共闘。2000年

    もし「涼宮ハルヒの憂鬱」が60年代学生運動を背景にしたドラマだったら - BLUE ON BLUE(XPD SIDE)跡地
    cubed-l
    cubed-l 2009/01/16
    ニヤニヤしてしまった…
  • 2007-04-10

    無用の日。 最近いわゆるリベラル系のblogをあちこち読むようになってます。なんかいわゆる保守系とか右翼系よりしっくりくるので、やっぱ自分は根がリベラルだなと思う次第。しかしまあ、左右掲げている旗を問わず、セクショナリズムへの抵抗や対象への誠実さを維持していかねばならぬと思うのですが、まあ実際はそんなにうまくいかないだろうなあ、とか。なぜうまくいかないかというと、人間は自由かつ対等な間主体的コミュニケーションが困難な生物だし、複雑化した社会構造もまたそれを疎外しているということです。あー後者は疎外論っぽくていまどき古いですかそうですか。 ところで、ぼくの周りには右っぽい人も左っぽいひとも保守政党のれっきとした党員もパルタイの人もいるんだけど、不毛ないがみ合いをして党派主義に凝り固まる人はいない。きちんと話を聞いてくれるし議論になる。恵まれた環境だと思います。してみると党派主義の根源はやっぱ

    2007-04-10
    cubed-l
    cubed-l 2007/04/11
    一番納得しやすい。知事の発言は目的と手段を混同しているように聞こえてしまう。言葉の選択を誤っている
  • BLUE ON BLUE(XPD SIDE) - ガノタの異常な愛情、あるいは、私はいかにして心配するのをやめカレンの乳揺れを愛するようになったか(きんもーっ☆)

    「断章のグリム」について、るりあ先生が書いていたこと(http://d.hatena.ne.jp/rulia046/20070112/p5)とかをつらつら考えていたり。 >ある程度の感性を備えた人間(そして主人公はその類型に当てはまります) とか。どうだろうか。あやしい、気がする。 むしろ。その類型を演じている、感性のなにがしかの部分に欠損と過剰のある人物として、でもそれを殊更説明的には強調せずに描いてる、気がすんだけど。 や。「名探偵」ってそーいうもんだし。 >強がって「見捨てることが出来る」とかいっても、それに伴う孤独と悔恨は必ず付きまとうものであって、それが蓄積していくと破断界を迎える。 強がって、というか、そのような破綻が基底にあって規定されてる人物造形なのであって。生き方、としてのスタイルが完成してるとも「終わってる」とも言える。 強がってる、と素直に描かれてるのはむしろゴスロリ

    BLUE ON BLUE(XPD SIDE) - ガノタの異常な愛情、あるいは、私はいかにして心配するのをやめカレンの乳揺れを愛するようになったか(きんもーっ☆)
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