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ブックマーク / iteau.hatenadiary.org (3)

  • 「沈まぬ太陽」の手法について - extra innings

    池田信夫氏が、“「沈まぬ太陽」は100%フィクション”と題した記事をお書きになっておられる。笑うべきだろう。 そもそも「沈まぬ太陽」は小説であって、ドキュメンタリーではない。小倉寛太郎氏の話ではなく恩地元の話である。そういう意味では「100%フィクション」であるのは最初から分かりきったことだ。 ただし、翻案した事実については、100%フィクションではない。 池田氏は吉高諄氏の発言を引いて、小倉氏の人格を否定しているが、100%フィクションと分かりきっているものを否定するのに実在人物の証言を引用するやり方自体ナンセンスだろう。 そもそも吉高発言の真偽を池田氏はどうやって検証したのか。 仮にそれが事実であったとしても、労使交渉とはそういうものであって、それが労働組合委員長の正しい姿であろう。 私も小倉氏がただ単純に理想主義的な、完全善玉であるとは思ってはいない。そういう人間はどのような組織であ

    「沈まぬ太陽」の手法について - extra innings
    cubed-l
    cubed-l 2009/11/18
  • トリアージする社会 - extra innings

    トリアージ論争なるものがあるらしいが、まったく読んでいないし、読むつもりもないので、たぶん全然関係のないお話。 NHK教育テレビで放送されていたのだが、各界のプロフェッショナルが小学校に赴き、小学生相手に授業を行う番組があった。 その中のある回の話である。 国境のない医師団に参加されておられる日人女性医師が、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争において、ボランティアとして医療活動を行った際、次のようなことがあったそうだ。 重傷の子供の患者が運ばれてきて、助かる見込みは少ない。手術をするには酸素ボンベが必要だが、あいにく、残りは一きり。ここで使ってしまうと、助かる見込みが充分にある患者が助からなくなってしまうかも知れない。 あなたならば、どうしますか? 子供たちに問いかけ、いろいろな意見が挙げられた。 私も考えてみた。自分ならばどうするか。 私は医師ではない。医師としての技量もなければ訓練もない

    トリアージする社会 - extra innings
  • 左翼側から見た自称中道 - extra innings

    左翼側から自称中道なるものがどのように見えるのか、どのように評価されているのかについては、 http://d.hatena.ne.jp/CloseToTheWall/20080107/p1 ↑の記事で概ね示されているようだ。同意と言える部分も多々ある。「自称中道」なる言葉が多用されているのは主に歴史修正主義と称される問題、特に沖縄戦や南京大虐殺を巡る評価について、用いられているようだ。 id:fromdusktildawn氏はまさしく最初から意識して「オレ理論」を用いるとこうなるという話であるので、歴史学とはそもそも分野の違う話である。 帰納でもなければ演繹でもないというのもそうであるけれど、さてこれが自称中道の問題であるのか。 例えばある事件についてあったかなかったか、どれだけあったのかなかったのか、どのような影響をもたらしたと言い得るのかどうかについて、仮に「あった、なかった」がそれぞ

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    cubed-l
    cubed-l 2008/04/10
    学問に対して政治的右派左派といった区分は邪魔だなぁ。あと50年も生きればそこから離れた解釈を見ることが出来るのかな
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