〜キャリア選択は「投資」と同じ。4つの主体別に発信をデザインし、アセットを貯めることで「自画自賛マラソン」から脱却する、採用ブランド設計の手法〜 近年、ベンチャー界隈で一種のバズを起こしている「採用広報」。コーポレートブログや社員のSNSなどを通じて、自社の発信力を高めることに注力している企業も多いのではないだろうか。 株式会社ワンキャリアでPR Directorを務めている寺口 浩大さんは、その「採用広報」の在り方を、候補者に対するコーポレートコミュニケーションとして捉えることが大切だと話す。 そこで必要な視点が「発信の主語を散らす」ということだ。具体的には、We(企業)・I(社員)・It(第三者機関)・He/She(社外の人々)という4つの主語からの発信を、それぞれ増やすための工夫をしているという。 たとえば、ソーシャルムーブメントを起こして「I」からの発信を増やしたり、認知と体験のポ
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社会の至る所で男女平等は改善を見せているとはいえ、けっして十分とは言えないのが現状である。さまざまな場面で見られるジェンダーバイアスによって、女性たちは自分の能力を過小評価したり、過度に自信を失ったりしてしまうのだ。この問題は特に、男性優位の分野で働く女性が陥りやすい。筆者は、そうした環境下にある女性たちが活きいきと働けるよう、学術的知見に基づくアドバイスを贈る。 職場における男女平等について、組織は着実に改善しているものの、そのペースはあまりに遅い。 「女性躍進の年」と呼ばれた1992年から26年を経た2018年、歴史的ともいえる102人の女性下院議員が米国に誕生した。それでも、下院における女性議員の割合は、いまだ4分の1にも満たないのが現状だ。 昨年、米トップ企業で取締役に任命された女性の数は、248名という記録的人数に達したが、それでもなお、新たに任命された取締役合計のわずか31%を
20代後半の女性たちがよく口にする、「30歳になっちゃう」という言葉。なぜ私たちはこんなにも30代になるのが怖いのだろう? これからの人生について、一人であれこれ悪い想像をしてしまうから? それなら、少し先の未来を歩く先輩たちが、何に悩み、何に喜びながら30代を過ごしてきたのかを知れば少しは不安がなくなるかも。すでに30代を乗り越えた“40’sウーマン”たちが語る等身大の言葉に耳を傾けてみよう アイティメディア株式会社 クリエイティブ・ソリューション統括部長 兼 アドバタイジング・ソリューション部長 浜田純子さん(43歳) 1970年生まれ。専門学校卒業後、大手電機メーカー子会社にシステムエンジニアとして入社。2年間勤務した後、通信大手関連会社に転職。システム運用管理や営業を担当した後、ナレッジマネジメント事業を手掛ける社内ベンチャーに転籍。2007年、アイティメディア入社。部長として広告
私たちはなぜ「働き方改革」をすべきなのか。日本人の生産性について伺った前編に続き、後編では働き方改革の柱のひとつである「女性活躍」について掘り下げます。 男女雇用機会均等法施行から30余年。いまだに「仕事のチャンスは男性の方が恵まれている」と、女性の約8割が感じています(エン・ジャパン調べ)。 また、「女性活躍」「女性登用」と叫ばれる中で、「それは逆に女性差別ではないのか」「女性だから登用するのではなく、能力を見て平等に判断すべき」と感じる女性もいます。 「女性活躍」が本当の意味で実現されるためにはどうすればよいのでしょうか。ライフネット生命保険創業者の出口治明さんに、伊佐知美さんが質問しました。
高学歴で就職活動を勝ち抜き、男性と肩を並べて働いていた“バリキャリ”の女性。彼女達が、出産を機に退職したり、子育て重視の“ほどほど”の働き方に甘んじているように見えたりするのはなぜなのか? 中野円佳さんの著書『「育休世代」のジレンマ 女性活用はなぜ失敗するのか?』では、15人の女性へのインタビューを基に、出産後の女性をそのような状況に至らしめる社会の構造を「職場」「夫」「育児意識」などの様々な角度から分析しています。 この本で取り上げられている「育休世代」とは、1999年の男女雇用機会均等法の改正、2001年の育児・介護休業法の改正を経て、育休などの制度が実質的に整った2000年代に総合職として入社した世代のこと。この世代の女性達は、出産後に仕事を辞める理由を「制度が無かったから」と答えられる世代ではありません。それゆえに、実際には外部からのプレッシャーや社会的な要因によりキャリアを諦めざ
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