日本人形の生産者や小売業者でつくる日本人形協会は18日、テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」を運営するユー・エス・ジェイ(大阪市)と淡島神社(和歌山市)に、日本人形をお化け屋敷などで展示しないよう求める抗議文を送付したと発表した。 USJは9月10日からハロウィーン期間限定のアトラクションとして、お化け屋敷「祟(TATARI)~生き人形の呪い~」を開催。施設内には、人形供養で有名な淡島神社から貸し出された数百体の日本人形が陳列されている。 抗議文は「日本人形を恐怖の対象として扱っており、イメージを著しく損ねている。供養を目的に神社に奉納された人形を転用するのも問題がある」としている。 これに対し、USJは「抗議文の指摘は法的な根拠に基づいたものではなく、アトラクションは予定通り続ける。ただ、貴重な意見として参考にしたい」とコメントしている。