リッター水力発電装置の本体外観。このほか、コントローラ・バッテリも付属する 神鋼電機は、1秒間に数リットル程度の水量で発電が可能という超小型水力発電機「リッター水力発電装置」を開発、9月末より販売を開始すると発表した。一定の水量・落差が必要となるため、主に山間・山麓部での利用となるが、価格を抑え、一般家庭や小型事業向けの製品とした。代理店からの販売が中心となり、同社は年間数百台の販売を見込んでいる。 同社が開発したのは、0.5kWタイプと1kWタイプの2機種。どちらも大きさは540(W)×450(D)×500(H)mmと小型で、0.5kWタイプは毎秒2〜10リットル、1kWタイプは同4〜20リットルの流量で発電が可能。実際の発電量は設置条件等により異なるが、例えば0.5kWタイプの場合では、流量6.5リットル/秒、落差6mで230W程度になるという(最適な落差は10m程度だ)。 「水力発電