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PCとITProに関するcx20のブックマーク (29)

  • 無償のPC導入ソフトぜい弱性検査ツールを評価する

    ある企業のシステム管理者から『家庭用のパソコンは,家族と共用しているため子供が勝手にソフトウエアをインストールすることがある。しかし,セキュリティ的にぜい弱性があるものは放置できないので,タイムリーにレベルアップやパッチを適用したい。簡単で手間をかけずに,自分が知らずにインストールされたソフトも含めてぜい弱性の存在を検出するツールはないか』と相談を受けました。 以前のコラムで述べたように,私自身は「自分が使う個人所有パソコンは,できる限り家族とは共有しない」ことを勧めています。しかしその一方で,家族が個々にパソコンを持てば,家庭内にパソコンが増え,継続的に実施しなければならないメンテナンスの手間が増えてしまうことも事実です。パターン・ファイルの最新化やOSのパッチ適用はまだしも,そのパソコンに自分が知らないうちにインストールされた数多くのソフトウエアを含めて,そのぜい弱性を検出することは非

    無償のPC導入ソフトぜい弱性検査ツールを評価する
  • HDDレス、16GBフラッシュで使う6万円台のPC

    自作PC向けのパーツなどを手がけるエアリアは2008年4月1日、16GBのコンパクトフラッシュで運用するパソコン「AR-V700」を発売する。HDDや冷却ファンが無く無音で動く。基モデルが6万6150円から。組み込み用途がメインで、直販サイトを通じて販売する。 搭載するCPUはVIA TechnologiesのC7(1GHz)でメモリーはDDR2-533を1GB搭載する。標準構成ではSerial ATAインターフェースに変換基板を取り付けて、16GBのコンパクトフラッシュ(CF)を接続してある。CFからOSを起動して利用する。標準構成ではOSは付属しない。Serial ATAを2ポートのほか、Ultra ATAポートを2チャンネル備えており、最大で6枚のCFを利用できる。CFの代わりに2.5インチHDDも接続可能(最大3台)。光学式ドライブは、ノートPC用の薄型を搭載できる(標準では搭載

    HDDレス、16GBフラッシュで使う6万円台のPC
    cx20
    cx20 2008/03/28
  • 最速の320GBハードディスク登場

    2008年3月6日、容量320GBの新しいHDDが秋葉原の店頭に並んだ。一見すると何の変哲もないが、この米Western Digitalの「WD3200AAJS」は、1枚当たりの容量が320GBという、高い記録密度のディスク(プラッター)を搭載している。 これまで3.5インチディスクの記録密度は、米Seagate Technology、日立グローバルストレージテクノロジーズ(HGST)、Western Digitalの3社が250GB/ディスクで横並びの状況だった。そして2007年6月、昭和電工が1枚当たり最大334GBのディスクの量産化に成功。韓国Samsung Electronicsがこのディスクを3枚搭載した1TBモデル「Spin Point F1」の製造を発表したが、まだ一部のOEM出荷のみで、店頭での販売には至っていない。今回のWD3200AAJSもこのディスクを搭載しているとみ

    最速の320GBハードディスク登場
    cx20
    cx20 2008/03/13
  • Eee PCの知られざる真実

    台湾ASUSTeK Computer社の低価格ノート・パソコン「Eee PC」(写真1)が2008年1月25日に出荷開始された。海外では,2007年10月から2007年末までに既に35万台を販売済み。国内でも,同社によると,1万台といわれる初期ロットが,わずか3日で完売した。 2月上旬時点で,通販Webサイトに軒並み在庫は無い。店頭販売では,数台の在庫があるという情報がニュースになったり,その在庫を求めて遠方から飛行機に乗って買いに行くといった投稿が,ネットの掲示板に上がるほどである。 Eee PCの概要などについては,過去記事にまかせるとして(関連記事一覧),ここではEee PCにまつわる次の3つの疑問に対して,その答えを,取材で分かったことや記者の考えを織り交ぜながら,明らかにしようと思う。 ■日だけなぜWindows版で発売されたのか? ■正式発表前に販売するサイトがなぜ登場したの

    Eee PCの知られざる真実
  • ウワサの199ドルPC,Linux版が消えてしまうのか?:ITpro

    2007年10月,台湾で発売された低価格がウリのノート・パソコン「Eee PC」(写真)をご存知だろうか。7型液晶を採用し,B5サイズを一回り小さくしたくらいの携帯型ノートである。6月に開催された「COMPUTEX TAIPEI 2007」で初お目見えし,“199ドルで販売する”といわれていた台湾ASUSTeK Computer社の製品だ。 このパソコン,海外で大変な人気を集めているようだ。台湾,香港,北米などで既に出荷が開始されたが,店頭で行列ができる光景をテレビなどでご覧になった方もいるだろう。最大の魅力は,“安さ”だが,「安かろう,悪かろう」ではない。性能や機能も決して低くないのである。 例えば,CPUには,900MHzで動作する米Intel社のCeleron M 353を搭載する。このCPUは,2004年7月に発表された古い世代のCPUだが,消費電力(TDPが7W)は小さく,上位の

    ウワサの199ドルPC,Linux版が消えてしまうのか?:ITpro
  • 企業のWindows Vista導入開始で販売が急増

    Microsoftは2007年10月,「Windows Vista」の累積販売数が8500万になったと発表した。なお「Windows XP」は,発売から9カ月という同じ期間に4500万売れている(関連記事:Windows Vistaが年末までに1億ユーザーを突破へ)。この成果は,ネットにWindows Vista関連の中傷記事があふれている状況を考えると,特に強い印象を受ける。なお,中傷記事のほとんどは根拠がなく必ずしも信用できない。これに対しMicrosoftは,当のところWindows Vistaは全面的に上向きで,販売が急激に伸びているとした。 販売急増の理由としてMicrosoftは,最大のWindows顧客である動きの遅い企業がWindows Vistaへの移行を始めたことを挙げる。企業はこれまでのOS同様,Windows Vistaの導入を自分たちの計画に従って進めてい

    企業のWindows Vista導入開始で販売が急増
  • シン・クライアント端末

    パソコンの普及から十数年,ようやく企業が業務に最適な端末を真剣に考え始めた。ソフトの配布・更新,セキュリティ対策,移設や置き換えなど,企業でパソコンを使う場合には,業に直結しない煩雑な作業に多くの人員とコストをかけざるを得ないのが現状。ところが,従来であれば,不満はあってもパソコンを使い続けるのが唯一の選択肢だった。 ここに来て,脱パソコンの動きは「シンクライアント」導入の形となって現実化しつつある。シンクライアント自体は以前からあったが,周囲を取り巻く環境が大きく変化した。多発する情報漏えいでニーズが急拡大したほか,ネットワークが広帯域化して実用に耐えられるようになった。(日経コンピュータ) パソコンが社内のITインフラとして普及して10数年,多くの企業のシステム担当者は,社内のクライアント・パソコンの管理に頭を悩ませている。パソコンの業務アプリケーションの配布にかかる手間とコストの問

    シン・クライアント端末
  • 調査記事に見るPC業界の動向

    私はITpro Researchサイトを担当しています。3月1日にオープンしましたが,その後も少しずつ拡充しており,3月第3週には全体の構成が分かるように「ジャンル別 調査記事 一覧」を用意しました。そこで掲載している記事を見ると,各ジャンルの動向が見えてきます。私は昨年までパソコン誌の編集に携わっていましたので,ここでは「PC」の動向を紹介しましょう。 期待はずれだったVistaパソコン PCの調査で多いの出荷や販売台数に関するもの。「2006年の国内パソコン出荷台数は前年比1.4%減、MM総研調べ」などからも分かる通り,昨年の実績は一昨年を下回るというものでした。その理由として「2007年1月に登場するVistaによる買い控え」を挙げていました。 しかし,実際にVistaパソコンが発売されてみると,『2月のパソコン販売,「Vista効果」は限定的』との記事からも分かる通り,その売れ行き

    調査記事に見るPC業界の動向
  • 【動画付き】水にぬれても落としても大丈夫、500円玉4個分の超小型HDD登場

    8GB版の実勢価格は1万4800円、12GB版が1万9800円。2006年12月中旬以降順次出荷される予定だ アイ・オー・データ機器が2006年11月28日に発表した「HDMC-U」シリーズは、500円玉を4枚並べた程度の超小型外付けハードディスク(写真)。最近人気を集めているポータブルタイプの外付け製品の半分以下のサイズで、胸ポケットにも余裕で収まる。USBメモリーに近い感覚で持ち運べるのだ。しかも、容量は8GBもしくは12GBと、USBメモリーよりも数倍大きい。 さらにHDMC-Uシリーズが特徴的なのは、防水性と耐衝撃性に優れること。水にぬれても、落としても、データを守ってくれる。 もう1つ見逃せないのが、USBケーブルが体の外周に巻き付く形で直結してあること。通常外付けHDDは、USBメモリーとは違い、USBケーブルを用意してパソコンと接続しなければならない。HDMC-Uシリーズの

    【動画付き】水にぬれても落としても大丈夫、500円玉4個分の超小型HDD登場
    cx20
    cx20 2006/12/09
  • 【続報】TOUGHBOOKの牙城崩せるか、NEC堅牢ノートの設計をひもとく

    「確かに松下電器産業は強い。堅牢ノートパソコンの世界シェアで7割は占めているのではないか。しかし当社は、FA(factory automation)向けパソコン市場で20年の実績を持つ。工場向けで培った堅牢パソコンのノウハウをノートパソコンにも生かし、場所や環境に縛られずどんな状況でもパソコンを使えるようにしたい――」。NEC 放送・制御事業部 制御システム事業部 第三システム部 マネージャーの中野智視氏はこう語気を強める。 NECは耐衝撃性・防水性・防塵性などを高めた業務用ノートパソコンの新機種「ShieldPRO FC-N21S」を、2007年1月下旬に出荷する(関連記事)。同製品の設計には、かつて「FC-9800シリーズ」などで強さを誇ったNECの、業務用パソコンに懸ける思いが垣間見える。 コードをつないだままでも防滴 FC-N21Sでまず重視したのが、防塵・防滴性能の確保だ。FC

    【続報】TOUGHBOOKの牙城崩せるか、NEC堅牢ノートの設計をひもとく
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    cx20 2006/12/08
  • NECがファンレスと省スペースを追求した装置組み込み用の工業パソコンを出荷

    NECは,マルチメディア端末や工業装置などに組み込む用途に適したボックス型のファクトリ・コンピュータ2機種「FC-B14F」および「FC-B10M」を,2006年12月20日に出荷する。価格は21万3000円(税別)から。販売目標は今後5年間で3万台。 FC-B14F/FC-B10Mは,低消費電力と廃熱効率などに考慮することで,省スペース型のきょう体でありながら冷却ファンを搭載しないパソコンである。マルチメディア端末や医療機器など各種専用装置への組み込み用途に適する。特徴は,OSとしてWindows XPだけでなくWindows 2000やOS未搭載モデルを選択できる点,ハード・ディスクの代わりに半導体ディスクを標準で搭載する点,体前面に集約したメンテナンス性を重視したLED表示,100~240Vと広い範囲のAC電源,生産終了後最大10年間の保守サポート,などだ。 FC-B14F/FC-

    NECがファンレスと省スペースを追求した装置組み込み用の工業パソコンを出荷
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    cx20 2006/11/02
  • ある元パソコン少年の独白

    最近,パソコンに対する関心がめっきり減った。とにかく“驚き”がない。昔のパソコン少年としては悲しい限りである。 筆者にとってのパソコンとの出会いは,中学入学直後に父親がNECPC-8801mk2を買ってきたことだ。親はすぐに飽きてしまって,子供達のおもちゃになったのである。当時は市販ソフトは少なかったし,そもそもお金がなかった。そこで筆者は兄と一緒に,雑誌に載っているBASICのプログラムをせっせとパソコンに打ち込んだ。 今でも,自分で入力したプログラム(ほとんど意味も分らず入力していたが…)で,あるシューティング・ゲームが無事動いたときの感動を覚えている。少し大げさだが,ものづくりの喜びというべきか,ドラえもんが我が家にやってきたような感覚だったと言うべきか。とにかくパソコンは,“僕たち”をワクワクさせてくれるものだった。筆者は先日35歳になったばかりだが,この年代以上のITpro読者

    ある元パソコン少年の独白
  • 【IDF Fall 2006】Google,コンピュータ業界にパソコンの電力効率を高める規格の策定を呼びかけ

    【IDF Fall 2006】Google,コンピュータ業界にパソコンの電力効率を高める規格の策定を呼びかけ 米Googleは米国時間9月26日,米Intelが主催する「Intel Developer Forum(IDF)」において,パソコン電源の電力効率を高める規格の策定が必要だとする考えを明らかにした。低コストで電力の高効率化を達成するために,同社は,Intelやそのほかのベンダーと話し合いを始めているという。同日,同社はコンピュータの電力使用について述べた白書を発表した。 パソコンやサーバーなど,すべてのコンピュータは,コンセントから得たAC(交流)をDC(直流)に変換している。白書によれば,変換の過程で,入力電力の30~45%が熱として浪費されているという。Googleは,電力効率を高めるための取り組みを通じて,同社がデータセンターで稼働しているサーバーの浪費電力を10%にまで抑え

    【IDF Fall 2006】Google,コンピュータ業界にパソコンの電力効率を高める規格の策定を呼びかけ
  • コンピュータに「エコ志向」の萌芽523人に聞くITの消費電力/熱問題

    プロセサの性能向上に伴い,コンピュータの消費電力や発熱の問題が急浮上している。ITproの姉妹サイト「Enterprise Platoform」では8月,IT関係者がこの問題についてどう捉えているか調査。523人から回答が得られた。全体として消費電力や発熱に対する意識はまだ低いものの,関心は着実に高まっているようだ。調査結果のポイントを紹介しよう。 身近なパソコンでは発熱・騒音に関心大 まず調査では,ユーザーに身近なパソコンについて,その消費電力や発熱をどう考えているか聞いた。「パソコンを購入する際に,消費電力やファンの騒音,発熱について気にするか」との問いに対して,パソコンを購入した501人は次のように挙げた(複数回答)。発熱を気にするのが361人(72.1%),ファンの騒音を気にするのが346人(69.1%),消費電力が250人(49.9%)だった。発熱とファンの騒音について,気にする

    コンピュータに「エコ志向」の萌芽523人に聞くITの消費電力/熱問題
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    cx20 2006/09/07
  • PCは34万台、IT部員は2600人――マイクロソフトが社内システムの現状を披露

    マイクロソフトは8月31日、横浜で開催中の技術者向け会議「TechEd 2006」で、全世界における社内システムの現状を披露した。説明したのは、同社の荒瀬達也 Microsoft IT JapanRegional IT & Regional Solution ディレクター。1986年のマイクロソフト日法人設立と同時に入社し、PC-UNIXのXenixサーバー導入を手がけた。現在は日法人の全IT関連業務を統括している。 荒瀬ディレクターはまず、社内システムの規模を紹介した。パソコンの数は34万台、ユーザー数は12万1000人に達するという。ユーザー数は、マイクロソフト社員約8万人に、社外の協力スタッフを含めたものである。パソコンが34万台に上るのは、一人が複数台使っていたり、研究所で使うテスト用のパソコンを含んでいるためだ。 マイクロソフト社内で流通する電子メールの数は、社員が出すメール

    PCは34万台、IT部員は2600人――マイクロソフトが社内システムの現状を披露
    cx20
    cx20 2006/09/01
  • アラン・ケイが描くパソコンの未来像(後編)

    長年に渡って子供用コンピュータの研究開発を続けてきたアラン・ケイ氏が、大人の社会に対して強烈に批判を浴びせる。「過去を振り返ったり未来を見通すことなく、今を刹那的に体験するのに精一杯」と評する。そして、この状況が続くことによって、モノを考えられない愚か者が増殖することを同氏は危惧している。アラン・ケイ氏に対するインタビュー連載の最終回をお届けする。 いつから、子供を対象にした教育用コンピュータに興味をもつようになったのでしょうか。 私個人は、1960年代から教育用コンピュータに関心をもっている。Xerox社のパロアルト研究所(PARC)では常に、子供が利用するコンピュータとは何かを考えていた。読むことを学ぶのは、大人ではなく子供、だから子供に向けたコンピュータが大事だと思っている。今の大人たちは、モノを考える能力が欠如している。その大人に、モノの考え方を教えるよりは、子供たちから始める方が

    アラン・ケイが描くパソコンの未来像(後編)
  • アラン・ケイが描くパソコンの未来像(中編)

    「パーソナル・コンピュータ」の概念を提唱したとして知られるアラン・ケイ氏に会う機会を得た。同氏は、「Web技術の進化は驚くほど遅い」と喝破する。この言葉には、より高いレベルでの技術進歩を望む同氏の前向きな姿勢がにじみ出ている。Web技術がインフラとして社会に浸透したことによって、新たなイノベーションを短時間で起こしにくくなっているのではないかと危惧する。同氏へのインタビューの連載の2回目をお届けする。 デジタル技術の進歩にはめざましいものがあります。次から次へと新しいイノベーションが起こっているように見えますが。 大局的にみれば、その質問には「ノー」と答えざるを得ない。今、世の中に普及しているテクノロジーで、1980年後に発明されたものは皆無に近い。アイデアの源泉ははるか昔にある。例えば、パーソナル・コンピュータの原点も40年以上も前にさかのぼる。 「パーソナル・コンピュータ」の誕生に先駆

    アラン・ケイが描くパソコンの未来像(中編)
  • アラン・ケイが描くパソコンの未来像(前編)

    「パーソナル・コンピュータ」の概念を提唱したとして知られるアラン・ケイ氏に会う機会を得た。パソコンの未来を語る同氏の熱弁ぶりは健在だ。ムーアの法則に従い、半導体技術が3万倍に進歩したにも関わらず、ユーザーの実感としてコンピュータ・システムの性能向上はわずか50倍にすぎないと憂える。コンピュータ・アーキテクチャの進むべき方向性について、同氏の鋭い分析と将来の夢を3回のインタビュー連載でお届けする。 コンピュータ技術の進歩にはめざましいものがありますが。 果たして、そうだろうか。必ずしも進歩していない部分もある。例えば、メモリのデータ転送速度はさほど高速化していない。また、マイクロプロセサも依然としてシングル・プロセサのアーキテクチャから脱却していない。これは、技術的な問題というよりも、コンピュータ・ベンダーが大きな変化を望んでいないからではないだろうか。 コンピュータ・アーキテクチャの進歩は

    アラン・ケイが描くパソコンの未来像(前編)
  • PC-9801 --- 日本のパソコン“標準機”

    1980~90年代,日のパソコン市場で群を抜くシェアを誇ったNECPC-98シリーズ。その登場以前は,電子デバイスグループが半導体の拡販のためPC-8001やPC-8801といった8ビットパソコンを開発・販売していた。パソコンの売れ行きが予想以上に好調なことから,NECはパソコンをコンピュータとして売るよう方向を転換。担当部署をメインフレームやオフコンを扱う情報処理グループに変更した。PC-98シリーズの企画やマーケティングを担当したのが,現在NECパーソナルプロダクツ PC事業部マーケティング部シニアエキスパートの小澤昇氏だった。 PC-9801を開発するための「N10プロジェクト」が始まったのは1982年4月のこと。社を挙げての一大プロジェクトだった。「1982年10月のデータショウに間に合わせなければ発表のタイミングがなかった。ハードにもソフトにもかなりの人数を割き集中的に開

    PC-9801 --- 日本のパソコン“標準機”
  • 日本の名物コンピュータを訪ねて[5] パソコン少年とキュウハチ(PC9801)

    シゲちゃん、ゴールデンウィークはどうするの? なになに、先月お金を使いすぎちゃったから、どこにも行けないんだって。それは、かわいそうだね。それじゃあ、私の実家に遊びにいらっしゃい。懐かしいものを見せてあげよう。きっと20年前にタイムスリップしたような気持ちになれるよ。パソコンに熱中していたあの少年時代に。 懐かしいぜキュウハチ というわけで、シゲちゃんは、浅草から東武伊勢崎線に乗って約2時間、栃木県足利市にやって来た。当地は、その名が示すとおり足利尊氏ゆかりの歴史ある町だ。平安初期に創建されたと言われる「足利学校」、足利義兼の邸宅跡である「ばんな寺」など数多くの史跡がある。ちょうど「足利フラワーパーク」の大藤が満開の季節であったため、駅前は送迎バスを待つ観光客でごったがえしていた。 「師匠、すいぶんお年寄りの多い町ですね。それに、みんな弁当持ちで来てるじゃないですか。あはは、ケチだなぁ」何

    日本の名物コンピュータを訪ねて[5] パソコン少年とキュウハチ(PC9801)