5月24日~27日,NHK放送技術研究所は毎年恒例の「技研公開」を開催しました。放送サービスと放送技術の発展を目指してNHKが取り組んできた,さまざまな研究成果を一般にお披露目する展示会です。一般に公開されているので,家族連れで楽しんで来た方もいらっしゃるのではないでしょうか。 私は一般公開に先駆けて開催された報道関係者向けのプレビューに参加させてもらい,今年の技研公開の一端をかいまみてきました。そこで最も強く印象に残ったのは,「スーパーハイビジョン」。お恥ずかしながら,スーパーハイビジョンの映像を目の当たりにしたのは初めての経験で,その圧倒的な迫力に打ち負かされてきたのです。 ハイビジョンの16倍,3300万画素の精緻な映像に感動 スーパーハイビジョンは,横7680ドット×縦4320の画素数をもつ超高精細映像と,22.2チャンネルのマルチ音響を組み合わせたシステムです。この画素数は縦横と