米iDefenseと米VeriSignは15日(現地時間)、キーロガーを使った攻撃の急増を警告する調査報告を発表した。 キーロガーはユーザーのキー入力を監視して記録するプログラムである。ユーザーが気づかない状態で動作するため、最近ではIDやパスワード、住所・氏名などの個人情報を盗むためのツールとして悪用されるケースが増えている。フィッシングメールやスパイウエアなどに組み込まれて侵入してくるほか、インターネットカフェのように複数の人が使用するパソコンに仕掛けられていることも多く、セキュリティ対策の状態が分からない他人のパソコンを使用する場合は入力する情報に十分な注意が必要になる。 iDefenseは調査報告の中で、2005年に6,191のキーロガーがばらまかれると予測している。2004年は3,753で、65%の増加となる。過去5年間を振り返ると、2000年が300、2001年が275、200