米航空宇宙局(NASA)は8月17日、太陽の爆発現象を探るためのSolar Terrestrial Relations Observatory(略称:STEREO)計画を明らかにした。太陽の立体映像を継続的に得ることで、コロナなど太陽の爆発現象と、それが内惑星に与える影響を調べる。 8月31日にDelta IIで打ち上げ予定の人工惑星2基により、太陽を初めて3次元観測することが可能になる。ミッションは2年間をかけて行う。STEREOの人工惑星には、太陽風粒子観測機など16種類の観測装置が搭載される。 ほぼ同一の装備を持つ2基の人工惑星は地球をはさんでそれぞれ離れた位置で太陽を周回し、観測活動を行う。異なる周回位置への投入には、月を使ったスウィングバイを2度実施する。 太陽の動きを観測することにより、人工衛星、有人宇宙船などの安全に欠かせない宇宙天気予報への道が開けるとNASAは説明している
米航空宇宙局(NASA)は8月22日、新たに計画されている有人宇宙船の名称をオリオン(Orion)と命名した。 オリオンは新世代の探査船で、クルーを載せた月旅行、後には火星探査での使用が予定されている。NASAが有人宇宙探査に用いる主要宇宙船として、スペースシャトルの後を継ぐことになっており、NASAのConstellation Programで開発されている。 宇宙飛行士が搭乗した最初のミッションとして、ISS(国際宇宙ステーション)への飛行が2014年までに予定されており、2020年までにオリオンを使った月への探査計画が予定されている。 オリオンという名前は、最も明るく、人気があり、見つけやすい星座からつけられた。「オリオン座は新世界を探索するための目印として、数世紀にわたって使われてきた」とプロジェクトマネジャーのスキップ・ハットフィールド氏は説明している。 NASAのConstel
aoi曰く、"冥王星は発見当時から特異な惑星として知られているが,海外科学ニュースによれば,現在開催されているIAUの総会の主要な議題として,「惑星」の明確な定義というのがある.そこでの決議如何によって,「惑星」ではなくなるかもしれない(元記事). そもそも冥王星クラスの物体としては,2003年に発見されている2003 UB313を始め,セドナ,オルクスなどがあり,また冥王星自身もエッジワース=カイパー・ベルト天体の一つではないかとの説もある.これらの惑星とも天体とも言い切れない物体たちをはっきりとさせる結果によっては,太陽系の惑星数に変化が訪れる可能性がある." 元のタレコミは、冥王星が惑星ではなくなる可能性を論じたものだった。読売新聞によれば、どうやら冥王星は惑星となったようだが、 冥王星の衛星とされてきた カロン、火星と木星の間にある小惑星の ケレス、2003UB313までもが惑星と
過去に断熱材の落下で機体に傷が付き、それが元で致命的な 事故を引き起こしたシャトル。前回の打ち上げでも傷が付き 今回の打ち上げでも対策は万全とは言えない状況・・・。 NASAはISS建造の国際公約?!を前面に出して打ち上げ スケジュールを半ば強行する形になっていますが、今回の 打ち上げでも傷が付けば、安全対策のための打ち上げ計画の 遅延は免れないでしょう。もし、仮にコロンビアと同等の 悲劇が起きた場合はシャトル打ち上げはもう打ち切りでしょう。 日本惑星協会のTPS/Jメールでは悲壮な意見を述べている 米国の識者の意見を載せています。 http://www.planetary.or.jp/magazine/060628.txt もし、上記のような事態になれば我が国の「きぼう」や ISSを軸とした有人宇宙開発計画は完全に破綻してしまいます。 何しろ、米国のシャトルに便乗するという事が全ての前提
(株)アストロリサーチは8日、個人向けに小型人工衛星を提供するサービス“MySatパーソナルサービス”を、9日に開始すると発表した。 個人用小型人工衛星『MySat-1』。アナタの想いをこの衛星に詰め込んで打ち上げれば、30年間は地球を回り続ける! 「キミへの感謝の気持ちが、ほら、いま宇宙を飛んでいるんだよ」などといったことも可能だ! ただし、お値段は1億円と、ものすごく敷居は高い “MySatパーソナルサービス”は、同社が開発した小型人工衛星『MySat-1』に、契約者の記念品やメッセージなどを格納して宇宙に打ち上げてくれるというもの。打ち上げられた衛星は3年程度は稼働し、位置情報などを電波で発信し続ける。稼働終了後も20~30年は周回軌道を回り続けるが、やがては大気圏に突入して燃え尽きる。サービスの購入価格は1億円。 このサービスを行なうアストロリサーチは、これまで宇宙航空研究開発機構
【2006年6月1日 ESA News (1)、(2)、(3)】 ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の火星探査衛星マーズ・エクスプレスの活躍がめざましい。なかでも、HRSC(高解像度ステレオカメラ)で得られる3D画像は、科学的な意義はもちろん眺めているだけでも面白い。その中から最新の画像を3枚紹介しよう。 確かな水の痕跡 火星の地形といえばまず思い浮かぶのが水の流れた跡。この「ナネディ峡谷」もそうした地形の1つだ。表面を水が流れたのか、地下水路が陥没したのかで議論が続いているが、突発的な洪水ではなく継続的に水が流れていたことは確かなようだ。 峡谷の長さは800キロメートルほどで、幅は0.8〜5キロメートル。最大で500メートルの深さという、水がえぐり出した地形が、HRSCによって克明に浮かび上がった。 溶岩チューブ 火星の表面を流れて痕跡を残したのは水だけではない。溶岩もまた、火星の歴史を地面に
セガトイズが4月28日発表した2006年3月期決算(単体)は、営業利益が前期比77.0%増の10億5900万円になるなど、大幅な増収増益となった。家庭用プラネタリウム「ホームスター」や「ムシキング」シリーズが好調だった。 売上高は144億円(前期比40.2%増)、経常利益は10億1900万円(同82.1%増)、純利益は6億3700万円(同45.5%増)。 ホームスターは年末商戦期、店頭やネット通販で品切れが続出する人気商品に。ムシキングシリーズの「RCバトル」「バトルベンチャー」が好調だった上、「脳力トレーナー」や女児向け携帯音楽プレーヤー「サウンドキャリア」などが好調。「idog」や「メガドライブプレイTV」が海外で人気だった。 今期業績見通しは、売上高が170億円、経常利益が14億円、純利益が8億4000万円。
表示を自在に拡大・縮小できる3D地球儀・月球儀ソフト「NASA World Wind」が、20日にv1.3.4へバージョンアップした。前バージョンからの主な変更点は、火星や金星、木星などの3D表示に対応したこと。Windows 2000/XPに対応するフリーソフトで、現在NASAの公式ホームぺージや窓の杜からダウンロードできる。なお、動作にはDirectX 9.0c以降のほか、.NET Framework 1.1が必要。 「NASA World Wind」は、NASA製の3D地球儀・月球儀ソフト。地表には実写画像が貼られており、マウスの左ドラッグで天体儀を回転でき、マウスホイールを回せば表示を拡大・縮小できる。基本となるアーカイブ同梱の地表データのほか、インターネット経由でさらに詳細な地表データを自動入手できるのが特長。 前バージョンでは、地球儀と月球儀を3D表示できたが、今回より標準で火
かつて米Microsoftに所属し,「ハンガリー記法」と呼ばれるプログラム手法を考案したソフトウエア開発者のCharles Simonyi氏が,2007年にロシアのロケットで国際宇宙ステーションに向かうことになりそうだ。億万長者であるCharles Simonyi氏は1980年代中頃,WordとExcelのメイン開発者の1人だった。 ロシア宇宙局で有人飛行プログラムを司るAlexei Krasnov氏は「2007年春に向けたSimony氏との予備契約を結んだ」と語った。ロシアと結んだ宇宙飛行契約の契約金額は2000万ドルであり,これには訓練費用や2人の宇宙飛行士とともに人工衛星の中で1週間過ごすための費用が含まれている。米Forbes誌によれば,Simonyi氏の資産はおよそ10億ドルである。 Simonyi氏は宇宙旅行に関して「あらゆる長期計画と同じで,(今回の契約でもって)予約をする必
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米航空宇宙局(NASA)は、スペースシャトルに代わる新宇宙船「Crew Exploration Vehicle」(CEV)の研究開発を進めている。初期設計段階となる「CEV Phase 1」は、期間延長がアナウンスされたが、その後、開発テストを繰り返して、製造完成段階に至る「CEV Phase 2」へ、早期に移行する計画が進められている。 Crew Exploration Vehicle(CEV)のイメージ画像 CEVは、米国のジョージ・W・ブッシュ大統領が、2004年1月に明らかにした新宇宙探査計画「Vision for Space Exploration」のカギを握る研究開発に位置づけられている。2010年に引退となるスペースシャトルの後を継いで、国際宇宙ステーション(ISS)への輸送手段としての役割を担うほか、2018年には、月面への着陸も目指されているという。地球から宇宙空間
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月24日、2004年4月から始めている「宇宙オープンラボ」の成果発表会を開催した。これまでに宇宙オープンラボに参加した企業や団体が成果を発表した。 宇宙オープンラボとは、JAXAの産学官連携部が中心となって2004年4月から取り組んでいる制度であり、企業や大学がJAXAの研究者と一緒に、特定テーマを研究するというものだ。この制度では、最大で年間3000万円、最長3年間の研究資金がJAXAから提供される。 「宇宙への“敷居”を低くしたい」と語る石塚淳氏 JAXAの産学官連携部で部長を務める石塚淳氏は、宇宙オープンラボを開始した経緯について、「これまで宇宙は研究開発の場だったが、これからは宇宙をビジネス創出の場とすることで、多様な宇宙開発宇宙利用の拡大を目指したい」と説明している。 現在、宇宙にかかわる産業は、(1)宇宙機器産業、(2)宇宙利用サービス産業、
あるAnonymous Coward曰く、"3月18、19日に第9回ROBO-ONEがお台場で行われたが、その際にROBO-ONE宇宙大会の発表が行われた。 詳しくはリンク先の記事を読んで欲しいが、サンライズ製のプロモビデオが作成されていたり、大まかではあるが実現性のある計画であったりと、期待を抱かせるものである。 宇宙を制する“二足歩行ロボ”は果たしてどんな機体であろうか?"
■森山和道の「ヒトと機械の境界面」■ 2010年、ROBO-ONEは宇宙へ ~ROBO-ONE宇宙大会プレス発表会 ホビイストによる小型二足歩行ロボット格闘技大会「ROBO-ONE」を主催するROBO-ONE委員会は19日、お台場のパナソニックセンターにて開催された「第9回ROBO-ONE」決勝戦の中で「第1回ROBO-ONE宇宙大会」の2010年開催を目指すと正式に発表した。 ROBO-ONE宇宙大会とは、安価な民生品で構成された衛星とロボットを高度400km~600kmの極軌道に打ち上げ、地上からコントロールして、格闘競技を行なうもの。小型の二足ロボットを内蔵した「ROBO-ONE衛星」を基地とし、そこから命綱付きでロボットを放出、格闘する計画。 「ROBO-ONE衛星」本体は50×50×50cm以下、50kg以下を想定。放出されるロボットの大きさは10×10×10cmに収まるもので、
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