米ヴイエムウェアは2008年7月22日(米国時間)、同社のサーバー仮想化ソフト「VMware ESXi」を無償化すると発表した。決算発表の席上、ポール・マリッツ 最高経営責任者(CEO)が口頭で説明。来週にも正式発表するとみられる。 VMware ESXiは同社のサーバー仮想化ソフトの最廉価版。これまで6万4000円(2CPU、オンライン販売の参考価格)で販売してきた。管理コンソールを省略しハイパーバイザーに機能を絞り込んであるため、32Mバイトとコンパクト。この特徴を活かし、VMware ESXiを不揮発性メモリーなどに格納した“仮想化”組み込みサーバーを、NECやデルなどが提供している。 無償化に踏み切った理由を、ヴイエムウェアの三木泰雄 代表取締役社長は「これまで進めてきた仮想化インフラを世に広めようという戦略の一環。ESXiはESXよりも扱いやすいし、安定感も増してきたので、無償利