アルジェリア人質事件で死亡した日揮の60代の男性駐在員はこれまでもイラク、ベトナムなど世界各地の過酷な現場を飛び回り、危機管理意識も高かった。「それなのになぜ。日揮の警備態勢は十分だったのか」。親族の男性はやりきれない思いを訴えた。「おおらかで、いつも優しく包んでくれるような大きな存在だった」と親族は振り返る。海外生活が長く、日本に帰るのは1年間に数日。「海外のお土産をくれたり、外国の人を家に
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ビジネスの世界では、ときどき常識では理解しがたいことが起きる。前に書いた『黒字倒産』という事象もその一つだが、もう一つ訳が分からないのは、原価を下げて黒字受注を続けたのに、会社が赤字に陥るケースである。しかも、“これはマズイ”と思ってさらに原価を下げる努力をすると、もっと赤字幅が増えてしまう。もちろん売値は下げていないのに、である。それは『不稼働損』という名のダウン・スパイラルだ。いくつもの日本企業(それも立派な大企業)が、この病に陥っているように見受けられる。いや、米国でもかつて多くの製造業がこれを経験し、その結果衰退した会社も少なくなかったと想像される。今回は、これについて書いてみたい。 単純化した例で説明しよう。今、ある企業の主力製品Aは、定価が25万円で原価が20万円だ、というケースを考える。原価のうち、製品1個あたりの標準の材料費が10万円、労務費が3万円、製造経費が3万円で、つ
このコラムについて 3月に起きた東日本大震災──。未曾有の大災害は、モノ作り立国ニッポンを大きく揺さぶった。東日本に広がるメーカーの生産拠点や下請けの工場が被災し、物流網もマヒして、数多くの素材や部品の供給がストップ。生産停止が西日本や海外まで広がったのだ。こうした事態を受け、「ジャストインタイム」をはじめとする日本のモノ作りの効率化に再考を促す声が高まっている。 だが、その前に問い直すべきことがある。日本のモノ作りは本当に効率化が進んでいたのかと。日本でもベストセラーとなったビジネス小説『ザ・ゴール』。その中で、著者であるイスラエルの物理学者であるエリヤフ・ゴールドラット氏が提唱した改革手法の理論「TOC(Theory of Constraints:制約条件の理論)」に照らし合わせれば、答えは「ノー」だ。 この認識を持たずして、日本のモノ作りを再生することはできない。ゴールドラット氏から
Discrete time Markov maintenance models are coupled with the theory of control of queues. Each system has an operating machine, spare machines and a repair facility. A decision maker has the option of opening or closing the repair shop when there are machines waiting for repair service, as well as the option of repairing or leaving an operating machine. A two-dimensional control limit policy is de
夕方の朝礼、つまり、「夕礼」をやることで残業を減らすことに成功した会社がある。それがCTCテクノロジー。伊藤忠テクノソリューションズの子会社で、コンピュータ機器の保守、運用、そしてシステムの構築を行っている。社員数は約1700人、拠点は全国に100カ所ある。 業務の性質上、社員は契約先の企業へ出かけていることが多い。また、契約先への直行や直帰もある。そこで社員同士のコミュニケーションを深めるため、また作業上の「危険予知」をしヒューマンエラーを防止するため、7年ほど前から始業の午前9時と同時に朝礼を始めた。そして朝礼の習慣が根付いた頃、社員のなかから「夕方もやりたい」という声が上がったのである。 夕礼が始まったきっかけについて、東京城西カスタマーサービス部の辺見彰人氏はこう語る。 「当社は契約先での夜間作業もあります。それに携わる社員は朝礼にはなかなか出てこられません。そこで、夕礼を追加して
先日、機会があって東大工学部の学生たちにプロジェクト・マネジメントの講義をした。わずか2コマ・計3時間の講義でどれだけのことを伝えられたかは定かではないが、アンケートを見る限り、少なくとも「マネジメントには技術(テクノロジー)があり、理工学的なアプローチが可能である」という事実は、興味を持って理解してくれたようだ。WBSだとかクリティカル・パスだとか、ごく初歩的なことがらを演習してみて、それを強く感じたらしい。 このことは、あの大学に経営工学や管理工学といった理系のマネジメント学科が存在しないことを思い合わせると、とくに貴重なことのように思われる。東大の理工系を卒業する人は、マネジメントについて何も教わらぬまま社会に出て、人に指示を出す職業に就いてしまう可能性が高いからだ。日本のいろいろな組織が、確とした指針も方法論もないまま、リーダー層のセンスや勘や経験だけで動かされることになる一因かも
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 世界的に広がる信用収縮の波にのまれ込まれた米GM(ゼネラル・モーターズ)の再生は、日産自動車7201と仏ルノー両社の社長を務めるカルロス・ゴーン氏に任せるべきだ――。米国でこんな論調が目立っている。 深刻な経営危機に陥っていたGM、フォード・モーター、クライスラーのビッグスリー(米自動車大手3社)。12月19日、ジョージ・ブッシュ大統領がGMとクライスラーに公的資金を活用したつなぎ融資を決めた。ひとまず救済されたとはいえ、3月までに抜本的な再建計画を策定するわけで、経営刷新によってトップ退任が求められる雲行きだ。 当然、経営刷新後に誰が自動車大手を率いるかに注目が集まる。中でも米国の象徴でもあるGMのトップだ。CEO(最高経営責任者)のリチャ
遅ればせながら、私のところにも「ねんきん特別便」がきた。社会保険庁からだ。私の分については、中身はあっている。と思う。なにせ卒業以来、ずっと同じ一つの会社に勤めている。しかし卒業して以来、転居し結婚し何度も転職した私のつれあいの年金記録は、案の定まちがっていた。何度も社会保険事務所とやりとりをして、ようやく一本の記録にまとめることができた。膨大な手間の浪費である。 そもそも、この「ねんきん特別便」を見て、“これには一体どれくらいの金がかかっているのかなあ”と感じる。日本の人口は1億2千万人強である。年金記録対象者は子供をのぞくほとんど全員だから、1億枚近いだろう。これはつまり、A4のプリントアウト1億枚、ということだ。毎分20枚打てるプリンタがあったとしよう。それでずっと印字し続けて、10年かかる。業務用高速プリンタならさらにその数十倍の速度だろうが、それでも数ヶ月かかる計算だ。それぞれに
最近、出版流通について調べるために4冊程の本を買い込んで調べまくったのですが、 非常にお寒い状況だという事が分かってしまいました... そんな中でも、自分の置かれた環境で何か出来る事はないかと、色々と本屋で物色した結果がこの本です。 よくある、成功した出版社の企画や戦術を紹介するような本ではなく(こうした本は回顧録に過ぎません)、 データに裏打ちされた論法と、経営方法について書かれているので気に入りました。 著者が日本人ではなく、初版が40年近く前の本なので(今回の復刻で改訂はされていないようです) どこまで現在の日本の出版界に適用させられるのか分かりませんが... 「第4章 ミクロ出版の経済学」は秀逸で、最適な印刷部数を決めるのに経済性工学の手法をふんだんに使います。 今で云うとオペレーションズ・リサーチか...
この10年間というもの、日本の生産管理思想をリードしてきたのはトヨタだったといってもいい。長かった不況の間も、ほぼかわらずに大きな利益を上げ、東海地方をはじめ日本の多くの製造業をひっぱってきた。その地位と威光は誰も侮れまい。おかげで、トヨタ生産方式も多くのメーカーの範と仰がれてきた。大手電機メーカーなどもきそって著名なJITコンサルタントを迎え入れ、「生産革新」の名の下にトヨタ生産方式を導入しようと努力してきた。 ところでごく率直に言うと、トヨタ生産方式を導入しようとして、かえって生産状況を混乱させてしまうケースを私は何度かみかけた。どうもそれは、トヨタの真似をしようとして、いくつかの前提条件を忘れてしまうために起きているらしい。そこで今回は、あえてその条件を5項目にまとめ、チェックリストの用に供しようと思う。名付けて、「あなたの会社にトヨタ生産方式が向かない五つの理由」である。では、まず
情報処理推進機構(IPA)の理事長で元NEC社長の西垣浩司氏(68)が29日午前、都内文京区の路上で亡くなった。警視庁駒込署の調べでは、 「降っていた雨で不注意にも体を濡らしてしまった」 ことが死因と見られる。西垣氏は若いころ“泥のように”働くあまり体がほんとうに泥になった「IT土方の鑑」として、業界ではよく知られていた。 関係者の話によると、西垣氏はこの日昼に予定されていた打ち合わせのため、文京区のIPAビルを10時ごろ出発。「面倒だから」と傘をささずにビルを出た。しかし、当時都内ではかなりの降雨が。泥でできた西垣氏の体に雨が当たると 「あれよあれよ…という間に、ドロドロと溶けてしまった」 という。ドライヤーをもったIPA職員らがかけつけたものの、ときすでに遅し。あとには汚らしい泥のかたまりとスーツが残るばかり…。 西垣さんは東大法学部卒業後、当時の日本電気に入社。頭を使わず不正も見て見
またもやセミナーシーズンが到来してしまいました。新しい製品を担当しているので仕方ないのですが、毎月何度も同じ製品の話をちょっとずつ違う切り口で話すのって結構大変です。今週あと 1 つマイクロソフト主催カンファレンスが残っていますが、来月も日経 BP やらガートナーやらのセミナー登壇、パートナー企業と共催の CPM (Corporate Performance Management) セミナーや日本 CFO 協会でのセミナーが待っています。 あそうそう、パフォーマンス マネジメント分野に興味があるような方は、ぜひ 5 月 22 日午後にマイクロソフト主催で実施する CPM セミナー (場所は新宿) にお越しください。日経やガートナーは有料ですけども、こちらは無料。コンサルタントに方法論や実例をお話しいただきますから、単なる製品セミナーではありませんし。 さて、興味の湧く時事ネタも特になかった
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 「一番思い入れのあるシーンはどこですか?」 「特にないです」 「どんな思いでクッキーを焼いたのですか?」 「別に・・・」 昨年9月に開かれた映画の舞台挨拶での1コマです。出演した女優の沢尻エリカさんのあまりにも無愛想で周りに対する配慮のないその態度が、週刊誌やワイドショーを連日にぎわせたことは記憶に新しいのではないでしょうか。 その直後の10月にはこんなこともありました。女子プロゴルファーの上田桃子さんが、「同級生とかでバレーとかバスケとかをしている子が、もう不思議でしょうがなかった。と言うか、先がないスポーツを何でできるのんだろうと思って」と、テレビのドキュメンタリー番組でコメント。 「先がないスポーツって?」 と聞かれると、「プロっていう
「メーカー、3PLから引き合い多数」、日本オラクル:「OTM 5.5」を機能強化、戦略的ロジスティクスを実現 日本オラクルは3月18日、戦略物流を支援する輸送管理アプリケーション「Oracle Transportation Management 5.5」(以下、OTM 5.5)を機能強化したと発表した。 「OTM 5.5」は、2005年に同社が買収したG-log社の輸送管理アプリケーション「G-log」を強化して2006年9月にリリースしたもの。今回は日本語対応や分析機能を追加したほか、同社の中堅企業向けERP「JD Edwards EnterpriseOne」との標準連携も実現し、グローバル規模の物流を展開する大手メーカー、物流会社をメーンターゲットに、4594万円(税込み)から販売する。 同社では、ERPを中心とする社内情報基盤をすでに確立した企業に対し、対外的機能の充実を勧める「Be
「ザ・ターニングポイント ~イノベーションの軌跡」は、テキスト記事と動画番組の組み合わせで多角的にお届けします。今回の番組は、森雅彦社長をはじめとするキーパーソンへのインタビューなどを通して、業績のV字回復を遂げた森精機製作所の経営の秘密に迫りました。ぜひご覧ください。 ※上記でご覧になれない方、またはOSがMACの方はこちらから (システム条件がWindows XP Service Pack 2 or Vista以降で、Quicktime7.2が必要です。MACの方は、Mac OS X v10.3.9とv10.4.9以降。必要に応じてインストールをお願いします。 Quicktime:windows/Mac) ※iTunesの登録はこちらから また、Windows VistaのInternet Explorer7でご覧になれない方は「スタート」⇒「コントロールパネル」⇒「プログラム」⇒「規
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