PMとコンサルタントの経験学習パターンの違い 前回も登場した松尾睦氏によると、プロジェクトマネージャ(PM)とコンサルタントの経験学習パターンの違いをイメージ化すると図1のようになるという。 この図を見ると、PMは徐々にプロジェクト規模の大きなものを担当し、難易度を高めていく段階的な学習パターンを取るが、コンサルタントは「ゼロからの経験」や「1人で成し遂げた経験」など、修羅場を経験することにより、非段階的な学習パターンを取ることが分かる。 この差は、中核的スキルの差によるものであるという。PMの中核的スキルは、“集団管理スキル”であり、小規模集団の管理スキルから、中規模、大規模と積み上げ式に学習するのが適している。一方、コンサルタントの中核的スキルは“概念スキル”であり、難易度の高い仕事を独力で解決する経験をすることにより身に付けられるからだ。 このように、PMとコンサルタントでは、中核的