日本では、アルコール依存症というと特殊な人がなる病気といった目で見られがちです。しかし、その定義を聞くと決して私たちの日常からかけはなれた病気ではないのです。 体調が悪いので酒量を減らしたいと思いながら、それができないという人は、決して少なくないはずです。酒の上で何度も失敗を繰り返しながら、酒をやめられないという人もいます。これも広い意味ではアルコール依存症といえるのです。 アルコール依存症の研究や治療で知られる国立療養所久里浜病院では、わかりやすく2つの定義をあげています。 ひとつは「連続飲酒」です。具体的にいうと一日中体にアルコールが入っている状態が2日を越えて続く場合です。どこからアルコール依存症とするかは、アルコールに対する寛容度によって国によって違います。この点、日本は割合甘くて、週末の2日間ぐらいは酒を飲みつづけていても、何とか許容されます。しかし、それが月曜日まで持ち越される
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