子どもの人権侵害を許容する特別権力関係論・学校部分社会論「中学生のころ、私を含む大部分の生徒が、憲法は未成年者には適用されないと思っていた。•••••本当にそう信じていた。 丸刈りの強制や体罰は、憲法で保障された基本的人権を侵害するものではないか、との問いに、教師は『権利とは決められた義務を果たした後に、初めて与えられるものだ。納税、勤労の義務を果たしていないお前らに、権利を口にする資格はない。子どもにとっては校則が憲法であり、法律だ。校則を守ることを考えろ』と言った。 理路整然と言われると、それが世の中の常識でルールなのだと思ってしまう。憲法上の人権は•••••子どもにはないものだと、疑うことなく信じていた。憲法が施行されて50年にもなるというのに、いまだに、どうして憲法より校則を優先させるのか。•••••憲法はだれにでも例外なく適用されるという、常識以前のことを説かねばならないのが、こ
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