東京オリンピックの開催が決まり、日本を訪れる観光客、いわゆるインバウンド(訪日旅行)が拡大しそうだ。ただ、外国人を「おもてなし」する観光立国を日本経済の成長の原動力とするには、英語など言語の問題だけでなく、交通インフラはじめ課題も多い。かねてからインバウンドに力を入れてきた、旅行業界トップのJTBグループ本社社長である田川博己氏に、これからの7年で「日本がなすべきこと」を聞いた。 ――東京オリンピックの開催が決まりました。インバウンド(訪日旅行)の拡大にも拍車がかかりそうです。 訪日外国人は今年1000万人を超えるでしょう。私の持論は、先進国はインバウンドもアウトバウンド(日本からの海外旅行)も人口の2割はあっておかしくない。だから、2400万~2500万人の訪日客になるのが普通でしょう。 そのために、東京オリンピックとパラリンピックを起爆剤に使うというか、ターゲットがはっきりわかったので
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