生活保護世帯の中学3年生を対象に、埼玉県は10月から、無料の学習教室を県内5カ所で開く。保護者の収入格差がそのまま教育格差につながっているのを改善したいと考えた。親にも直接面談して相談に乗り、子どもが勉強しやすい環境づくりを目指すという。県は「都道府県レベルでのこうした取り組みは初めて」としている。 学習教室は、協力を得た5カ所の特別養護老人ホームの会議室などを借りて開設。週5回、放課後の夕方から夜にかけた時間を中心に2時間ほど開く。指定市のさいたま市以外に住む生活保護世帯の中3生約650人が対象で、13日から各家庭を直接訪問して活用を呼びかける。 事業は社団法人「彩の国子ども・若者支援ネットワーク」に委託して進める。支援ネットの元教員らのもと、県内にキャンパスがある埼玉大学や立教大学などから募ったボランティアの学生約100人が、マンツーマンで国語・数学・英語を中心に指導する。厚生労働
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く