ブックマーク / dsas.blog.klab.org (14)

  • DBサーバ向けLinuxチューニングを考える 〜 メモリオーバーコミット編 : DSAS開発者の部屋

    Cでプログラムを書いていて大量のメモリを確保したくなったとき、大抵は mallocを使うと思いますが、その際には戻り値がNULLかどうかを判断してエラー処理に飛ばすと思います。しかし、Linux のメモリ管理サブシステムには「メモリ・オーバーコミット」という機構があり、実装されているメモリ以上の領域を確保できてしまいます。 #include <stdio.h> #include <stdlib.h> int main() { int i; char *p; for(i=0;i<65536;i++){ p = (char *)malloc(65536); if(0 == (long)p){ break; } } printf("SIZE=%dMB\n",i*65536/1024/1024); return(0); } swapoff したメモリ 1G のマシンでこれを実行するとこんな感じにな

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    daiki_17 2017/10/04
  • LVSの高負荷対策 その2 ~障害の再現とその原因~ : DSAS開発者の部屋

    こんにちは。インフラ担当の岡村です。 「LVSの高負荷対策 その1 ~障害発生~」の記事で、大量のSYNパケットを受信した際にロードバランサの再起動が発生したことと、その緊急の対策についてご紹介しました。 今回は、再現確認を行い判明した再起動の原因と、LVSに備わっている高負荷対策の機能についてご紹介します。 検証 前回ご紹介した通り、障害発生時のログからメモリ周りが怪しそうでした。 そこで、ロードバランサにSYNパケットを送り、メモリの使用量の推移を観察しながら、再起動が発生するかどうかを確認しました。 検証環境の構成は次のようになります。 検証環境の構成 パケット送信用サーバを複数台、ロードバランサを1台、Webサーバを1台使用し検証を行いました。 ロードバランサの検証を行う上で、番環境と同様にロードバランスの処理をさせたかったため、LVSに振り分け先のWebサーバのIPアドレスを複

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    daiki_17 2017/09/26
  • ISUCON6予選をトップ通過しました : DSAS開発者の部屋

    @methane です。「この技術部には問題がある!」というチーム名で @kizkoh (インフラ担当), @mecha_g3 (アプリ担当) とともに ISUCON 6 に参戦し、予選をトップスコアで通過しました。 恒例のふりかえり記事を書きます。 ふりかえり 残念ながらスコアは記録してないのですが、時系列順にやったことをまとめます。 アプリのコードは methane/isu6q-app で公開しているので、興味がある方はコードを確認してください。 strings.Replacer を使う 使用言語は最初から Go と決めていたのですが、Goの初期実装は遅すぎてタイムアウトで最初からスコア無しでした。 top でアプリのCPUが支配的なのはすぐ判りましたし、コードを読めばなにが遅いのかも一発で判りました。そんなに長くないので関数全体を張ります。 func htmlify(w http.R

    ISUCON6予選をトップ通過しました : DSAS開発者の部屋
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    daiki_17 2016/09/20
  • ラズパイで作るネットワークエミュレータ(前編) : DSAS開発者の部屋

    ネットワークが絡んだ通信プログラムを開発していると、テストのために遅延やパケロスを意図的に発生させたくなることがあります。いまどきは IDE にネットワークエミュレーション機能が組み込まれていたり、仮想環境で容易に再現できたりもしますが、箱物のネットワークエミュレータがあるとネットワークの構成を気にせずカンタンに設置できるのですごく便利だったりします。世の中にはそういった製品が沢山あるので安価なものを買ってもいいのですが、新たにラズパイが届いたばかりだったので、これを使って超小型のネットワークエミュレータを自作してみました。前編と後編の二回に分けて紹介します。 最近、社内で「ラズパイおじさん」と呼ばれるようになりました。@pandax381 です。 ラズパイ + Linux = ネットワークエミュレータ 「ネットワークエミュレータを自作」と言うとなんだか凄そうな感じがしますが、実はものすご

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    daiki_17 2016/04/06
  • VirtualBoxのファイルシステムを10倍速くする 〜 read ahead編 〜 : DSAS開発者の部屋

    vboxsfを速くするために頑張る記事の3目です。 前回は、vboxsfでpage cacheを使えるようにして高速化を実現しました。 今回は、VirtualBoxのファイルシステムvboxsfと、VM上で使われているファイルシステムext4との違いを調べていきます。 もちろんvboxsfとext4では、ファイルシステムより下の構造が全く違います。 またvboxsfの場合、NFSと同様に複数のクライアント(vboxsfの場合、ホストOSやその他のゲストOS)からアクセスされるため、ext4ほどキャッシュを多用できないかもしれません。 とはいえ、何かしらvboxsfを速くするヒントが見つかるのではないか?と思い調べてみました。 比較してみる とりあえず、vboxsfとext4でどの程度違いが出るのか調べてみました。使っているのは、前回の修正を取り込んだpage cache付きのvboxsf

    VirtualBoxのファイルシステムを10倍速くする 〜 read ahead編 〜 : DSAS開発者の部屋
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    daiki_17 2015/11/11
  • VirtualBoxのファイルシステムを10倍速くする 〜 page cache編 〜 : DSAS開発者の部屋

    vboxsfを速くするために頑張る記事の2目です。 前回は、findコマンドが遅いことを調べ、速くすることができました。 今回は、VirtualBoxのファイルシステムvboxsfと、VMWareのファイルシステムvmhgfsの違いをもっと調べていきます。 vboxsfとvmhgfsの速度を比較している記事としては、Comparing Filesystem Performance in Virtual Machinesが、わかりやすくまとまっていました。 この記事を見ると、 sequential readで、vboxsfでは100MB/s、vmhgfsでは500MB/s random readで、vboxsfでは100MB/s、vmhgfsでは7GB/s と、速度の差が大きいことを指摘され、さらには、 Because the deviation of the VirtualBox thr

    VirtualBoxのファイルシステムを10倍速くする 〜 page cache編 〜 : DSAS開発者の部屋
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    daiki_17 2015/10/27
  • VirtualBoxのファイルシステムを10倍速くする ~ find編 ~ : DSAS開発者の部屋

    もう、あって当たり前というところまで浸透してきた仮想環境、みなさまは何をお使いでしょうか? 私の周辺ではVirtualBoxがよく使われています。 典型的な使い方としては、 以下のような感じです。 ホストOSには、mac/windowsをつかう ゲストOSには、Linuxを使う 共有フォルダを使って、ホストとゲストでファイルを共有する その中でも地味に重要なのが共有フォルダ。 共有フォルダとは、ホストOSのファイルシステムをゲストOSからマウントするための、VirtualBoxが提供している仕組みです。 しかし便利な反面、ファイルアクセスが非常に遅いという声をよく聞きます。 findが終わらないとか、git statusが遅すぎるとか... この問題への対策を探してみると、下記のような物がみつかります。 vboxsfでなくNFSなど別のファイルシステムを使う VirtulaboxではなくV

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    daiki_17 2015/10/09
  • リアルタイム通信環境の(一部)構成紹介 : DSAS開発者の部屋

    こんにちは。 今回は、当社で稼働させているリアルタイム通信環境について、ご紹介させて頂きます。 ご紹介する環境に対する要件は、以下となります。 ・ゲーム内の期間限定イベントで使用し、イベント開催中のみサーバを稼働 ・リアルタイム通信。プロトコルは、websocket を使用 ・同じチームに所属するユーザを同じサーバへ接続 ・とりあえずいっぱいスケールできるように(笑 最後の要件は冗談で、実際にはちゃんとした数値を頂いているのですが、このような環境構築を依頼されましたので、AWS 上で以下にあるような構成を考えてみました。 構成図 ※ 主要なサーバのみを抜粋 ELB 外部のクライアントから、websocket な接続を受け付けます。 http(s) モードでは、websocket の通信確立に必要なヘッダが消去されてしまうため、tcp モードを使用しています。 tcp モードを有効にすると、

    リアルタイム通信環境の(一部)構成紹介 : DSAS開発者の部屋
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    daiki_17 2015/06/29
  • Goのdatabase/sql.Stmtのスケーラビリティを改善しました : DSAS開発者の部屋

    先日、 Goに初めて私のパッチが取り込まれ 、コントリビュータに仲間入りしました。 このパッチは、 database/sql.Stmt をヘビーに使った時に性能がだいたい16コア以上のコア数にスケールしないという問題を解決するものです。 こういった問題をどうやって調査するのかと、Goにパッチが取り込まれるまでの手順を紹介します。 背景 私は TechEmpower の FrameworkBenchmarks という、いろんな言語/フレームワークで同一のアプリを作ってベンチマークするというプロジェクトで、主にPython関連のメンテナをしています。 Goにも興味があるので、Ginというフレームワークを追加したりコードレビューに参加したりしています。 2014-05-01 に行われた前回のベンチマーク Round 9 では、 PEAK Hosting が実行環境に加わりました。この環境は、デュ

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    daiki_17 2015/01/26
  • 高トラフィックに対応できるLinuxロードバランサを目指して 〜 LVSをNATからDSRへ : DSAS開発者の部屋

    「こんなに簡単! Linuxでロードバランサ」のシリーズでは、 こんなに簡単! Linuxでロードバランサ (1) 〜 LVS + NATで負荷分散をしてみよう こんなに簡単! Linuxでロードバランサ (2) 〜 keepalivedでWebサーバのヘルスチェック こんなに簡単! Linuxでロードバランサ (3) 〜 VRRPでロードバランサを無停止にする こんな流れでNATによる負荷分散システムを構築してきました。 今回はこれを DSR(Direct Server Return) 方式に変更してみます。 「DSRとはなんぞや?」という方は、 ロードバランサの運用.DSRって知ってますか? L4スイッチはDSR構成にすべし こちらでわかりやすく説明されていますので参考にしてみてください。 一般的(?)に大規模システムを構築する場合は、「ネットワーク機器の整備はこの部門」、「サーバの調

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    daiki_17 2014/10/30
  • MySQL 5.6 でのレプリケーション遅延は危険 : DSAS開発者の部屋

    MySQL 5.6 の検証中に MySQL 5.5 とは違うタイプのレプリケーション遅延を見つけたので紹介します。 MySQL のレプリケーションのおさらい MySQL のレプリケーションは次のような仕組みで動作しています。 マスターの更新トランザクションが binlog を書く スレーブの I/O スレッドがマスターに接続し、 binlog を取得し、 relaylog を書く. マスター側はスレーブからの接続を受け付けると(dump スレッド)、指定された場所から最新までの binlog を転送する binlog が追記されるのを待ってさらにスレーブに送る スレーブのSQLスレッドが relaylog を再生する MySQL 5.5 でよくあったレプリケーション遅延 マスターは並列してトランザクションを処理して、最終的にコミットした順で反映されれば問題ないようになっています。 一方、ス

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    daiki_17 2014/07/24
  • TCP高速化プロキシ「AccelTCP」を公開しました : DSAS開発者の部屋

    昨年末からずっとこんなことをしてまして、この時期になってようやく今年初のブログ記事です。 進捗的なアレがアレでごめんなさい。そろそろ3年目に突入の @pandax381です。 RTT > 100ms との戦い 経緯はこのへんとか見ていただけるとわかりますが「日海外の間を結ぶ長距離ネットワーク(いわゆるLong Fat pipe Network)において、通信時間を削減するにはどうしたらいいか?」ということを、昨年末くらいからずっとアレコレやっていました。 送信したパケットが相手に到達するまでの時間(伝送遅延)を削減するのは、光ファイバーの効率の研究とかしないと物理的に無理なので、ここで言う通信時間とは「TCP通信」における一連の通信を完了するまでの時間です。 伝送遅延については、日国内のホスト同士であれば、RTT(往復遅延時間)はだいたい10〜30ms程度ですが、日・北米間だと10

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    daiki_17 2014/04/25
  • PHPのセッションIDは暗号論的に弱い乱数生成器を使っており、セッションハイジャックの危険性がある : DSAS開発者の部屋

    下記の文章は、PHPのセッションIDに対する攻撃についてFull Disclosure MLに2010年に投稿された文章を和訳したものです。訳者の意見としては、攻撃の成立条件は極めて厳しく、そこまで深刻度は高くないと考えています。 とはいえ、疑似乱数列への攻撃がどのように行われるのか、その可能性を示す文章は比較的珍しいもののように思います。暗号論的に安全な疑似乱数とは何か、なぜ必要なのかといった内容を間接的に教えてくれる面白い文章だと感じましたので、今回翻訳してみました。 (以下、原文の和訳です) 原文:http://seclists.org/fulldisclosure/2010/Mar/519 Advisory (c) 2010 Andreas Bogk <andreas () andreas org> Product:PHP Version:5.3.2 以降 脆弱性の種類:暗号論的な

    PHPのセッションIDは暗号論的に弱い乱数生成器を使っており、セッションハイジャックの危険性がある : DSAS開発者の部屋
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    daiki_17 2014/01/06
  • Redis Sentinel で冗長構成を組む際の注意点 : DSAS開発者の部屋

    KVS界隈ではすっかりおなじみ(?)のRedisですが、当社でも徐々にそのニーズが高まってきました。 標準機能として、レプリケーション、Pub/Sub、ソート等の便利機能が満載のRedisですが、サービスに投入する際に冗長構成をどう組むかといった点が気になっている方もいるのではないでしょうか。 まだまだ検証中ではあるのですが、Redisに実装されているRedisSentinelを用いて冗長構成を組んだ際にハマった所をご紹介したいと思います。 RedisSentinelとは Redisに標準実装されている機能の一つで、Redisのステータス監視、通知、自動フェイルオーバーが行なえます。 詳細な仕様、設定に関しては以下のドキュメントをご確認下さい。 http://redis.io/topics/sentinel RedisSentinel導入前の構成 特に何の変哲も無い構成です。 Redisサ

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    daiki_17 2013/07/24
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